「折りたたみ式iPad」…こっちの方が必要感が大きいかも
「折りたたみ式スマホ」元年…となるはずだった2019年。
しかし,「Galaxy Fold」の大失態や,HUAWEIの締め出しによる「Mate X」の先行き不透明感から,その勢いは完全に失速してしまったように感じます。
HUAWEIの製品に関しては怖くてなかなか手を出しづらいですし,「Galaxy Fold」もはや信頼できません。いくらSamsungが「改善しました」といっても,もはや無理です。一旦はそのまま発売しようとした企業の台詞なんて,もはや信用できません。
こと「折りたたみ」に関してはAppleはかなり慎重だった理由が分かるような気がします。技術的に現時点では「足りていない」ということなのでしょう。
「AirPower」にしても,
「できないものはできない」
と,ハッキリとした態度を取ることのできるAppleの姿勢は,大変好ましく感じます。
さて…。
そんな中,「折りたたみ式iPad」という驚くべき情報が突然舞い降りました。
よくよく考えると,スマホよりもタブレットの方が「折りたたむ」ことについては必要感があるようにも思えます。
すでにサプライヤー情報も…
記事によると,この新型iPad,開くと「MacBook」ほどの大きさになるとのこと。
ということは,「12インチ」ほどの画面サイズということでしょうか?
この手の機種を,画面サイズ違いで出すとは考えづらいですので,私はワンサイズ展開なのではないかと考えます。
丁度,現行iPadPro「11インチ」「12.9インチ」の中間を狙ってきたということか?
予想デザインも掲載されていますが,なかなかそそりますね!
画面サイズが大きいタブレットだからこそ,コンパクトに折りたためるという利点がより生きてくると考えますし,折りたたんで「片面だけ利用」するなどという利用形態のバリエーションに関しても納得がいくと同時に,使い勝手のよさを感じます。
そもそもこの「折りたたみiPad」ですが,噂されている「折りたたみSurface」の対抗という見方もあるようです。
記事内には,すでに具体的なサプライヤー情報も実名で掲載されており,もしかするとこちらが想像するよりも具体的な話として進展しているのかもしれません。
2021年デビュー?
2021年の発表…という言葉も踊っていますが,この時期,様々新技術が続々と投入されていく時期と重なりますね。
2020年には「5G対応iPhone」投入という,Appleにとっての一大転機を迎えます。
また,「Aチップ搭載Mac」の投入が噂されているのもこの時期ですし,そもそも「折りたたみiPhone」だって考えていかなくてはならない時期になるでしょう。
この「2020年代前半」は,後から振り返ったときに,「一大転機」といえる大変革期になるかもしれませんね。
その変革期を,Appleはうまく渡っていけるのか…。
iPod,iPhone,iPad,Macと,一気に時代を駆け上ってきたAppleだからこそ,今後の「時代の潮流」に関しては人一倍熟慮を重ねて欲しいものです。