どうしても「Face ID」廃止に納得できないオヤジのあがきです
先日,昨今の「Touch ID内蔵ディスプレー」登場に伴う「Face ID撤廃」の動きに関する記事を書かせていただきました。
最も懸念しているのは,
「安全性において最も評価が高いFace IDを,Appleが捨てようとしているのではないか…」
ということ。
自分たちが信じたことに関しては,多少のリスクを抱えても貫き通してきたAppleが,目先の利便性をとろうとしているのでは…という部分がどうしても気になるのです。
そんな折,YouTubeの「カズチャンネル」で,カズさんがSamsungの「GalaxyS10+」の1ヶ月使用レビューを行っていました。
このレビュー内のGalaxyS10+の「欠点」の中に,Appleの「Touch ID内蔵ディスプレー」に対する現状での懸念材料が見えていましたので,ご紹介したいと思います。
液晶と認証と…
それでは,カズさんの言うGalaxyS10+の「欠点」から,iPhoneにも共通していえるのでは…と思える部分を拾ってみます。
①指紋認証と画面保護
カズさんが第一に挙げていた欠点は,画面保護の観点です。
GalaxyS10+には,デフォルトの状態ですでに薄いフィルムが貼られいており,このフィルムが非常に傷つきやすいのだとか…。
Samsungの「フィルム」で思い出すのが,あの「Galaxy Fold」の表面に貼られていたフィルムですね。
指紋認証させるためには,特殊な画面保護が必要なのでしょうか? 事前に勝手に貼られている…ということが全く納得できません。
私は基本的に保護ガラスを貼らず,端末本体にレザーケースを装着し,それを革のスリーブに入れて持ち運びます。余計なことはしていただきたくない!
この上に,勝手に貼られたフィルムが傷つきやすいなんてあり得ませんね。
また,カズさんによると,通常のガラスフィルムを貼ると,肝心の指紋認証システムが機能しなくなることが多いのだとか…。
本末転倒というか,何というか…。
これで,絶対的な強度を誇るガラスを使用しているのであれば納得できますが,もちろんそんな保証はしてくれているわけもないわけです。
iPhoneの指紋認証は,「画面のどこでも完治できる新型Touch ID」になるようです。超音波式,3Dカメラ内蔵式等の新技術が採用されるという噂ですので,これまで通りの「画面保護」が可能かは,大きな評価の分かれ目となるはずです。
②認証スピード
カズさんが一貫して主張してるのは,Touch IDの認証スピードの遅さです。
これまでの外付けタッチセンサーやiPhoneのFace IDと比較して,どうしてもワンテンポ遅れてしまうのだそうで…。
現状においては,この「ワンテンポ」は結構致命的かもしれません。一度高速解除に慣れてしまえば,「以前より遅くなる」という選択肢はあり得ません。
また,カズさんが以前の動画で言っていたのは,「指をあてても認識してくれない場面が結構ある」ということ。
認証の「遅さ」と「精度」の問題でいらつくのは勘弁していただきたい。
iPhoneはこの部分を改善することができるのでしょうか?
「画面下に埋め込む」ことの難しさ
現状の課題は,
「画面下に埋め込む」
ということに関する難しさです。
インカメ,Touch IDセンサー…。
もちろん,Face IDのDepthカメラを内側に…ということであれば,更なる困難さに直面するのかもしれません。
前回の記事でも紹介したように,2020年iPhoneの一機種で,「完全ノッチレス」のiPhoneが登場するやに噂されています。
果たしてAppleは,本記事に紹介させていたいた困難さを高いレベルで解決した上で,Touch ID内蔵ディスプレー搭載iPhoneを発表することができるのでしょうか?
ましてや,Face IDを捨て,Touch IDをメインとするのであれば,Samsungでも実現できていない精度を確立しなくてはなりません。
どの程度の目処が立っているのか?
どの程度の覚悟ができているのか?
楽しみなような,怖いような…。