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TBSドラマ「凪のお暇」に心震える〜変幻自在の黒木華さんの演技と,秀逸な脚本・演出に期待高まる!〜

久しぶりに出会う「中身で勝負」の予感

 先日は,早すぎる2019夏ドラマのファーストインプレッションをお届けしました。  

 設定にやや無理があるものの,「偽装不倫」における杏さんの演技とストーリー展開に期待…ということでしたが,いかんせん「本命」と呼べるものには出会えず…という書き方をしました。

 そして後は「凪のお暇」がどう出るかという捉えをしていたのですが…。
 「凪のお暇」…。「本命」になりそうな予感です!

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「演技」「脚本」「ストーリー展開」の3点セット

 ストーリーとしては,仕事にも恋にも気を遣い,ついには疲れ切ってしまった主人公「大島凪」が,全てを捨てて新たな生活に飛び込む…というもの。

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 では,初回を観てのお薦めポイントを3つほど。

①「凪」を演じる黒木華さんの演技が秀逸

 もともと演技力では,同世代の女優さんの中でも抜きん出たものがある方でしたが,其れを改めて確信させるかのような演技です。

 この方,「重版出来」では元気いっぱいの張り切り娘を,「獣になれない私たち」ではこじらせ引きこもり女性を見事に演じるなど,正にカメレオンぶりを迫真の演技でこなします。
 そして今回は,周囲に流され意思表示をハッキリできない「おどおどやり過ごしガール」を演じます。

 凪の気弱さ,もどかしさ,かろうじて残るプライド等を,表情,声(声質,声量,抑揚等),立ち居振る舞いの空気感で見事に表現しています。

 恐らくこれから凪が出会うであろう,様々な人,もの,ことに対して,きっとこちらの期待以上の演技をしてくれること間違いなし。
 黒木さんに会うために「凪のお暇」を観る…というのもありなのではないでしょうか?
 現代では珍しい「お金の取れる」女優さんです。

②TBSの真骨頂,緻密な脚本・演出

 この手のコメディータッチでありながらもシリアスな内容を取り扱うドラマでは,脚本と演出のバランスが崩れてしまいがちです。
 しかし,「凪のお暇」では,この点が実に素晴らしく破綻がありません。

 凪の破綻ぶりを,SNSを中心にコミカルに表現する様子は,コミカルで現代的な題材だけに,余計「痛い」ものを感じました。

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 また,秀逸だと感じたシーンは,高橋一生さんが演じる「慎二」の裏切りを受けて絶望している凪を追い詰めるスマホの演出。

 全てに絶望したのが凪自身の誕生日。
 これまでのしがらみをなくすために,関わっている人々の連絡先やSNSの繋がりを全てシャットアウトする凪。
 そんなさなかにスマホに届く「誕生日おめでとう」のメッセージ。しかしそれは回転寿司からのもの。
 更に届いたのが,以前に慎二が登録していた誕生日の「デート」の予定通知。

 「これでもか!」という絶望の連鎖。
 TBSうますぎでしょ,とうなりました。

③一癖ある「エレガンスパレス」の住人達

 そして,今後の展開に期待をもたせるのが,凪が引っ越した「エレガンスパレス」の住人達。
 「エレガンス」という名に反して,ボロボロの家賃3万円のアパート。
 そして,明らかに「何かの事情を抱えていそうな」住人達。大いなる今後への伏線です。

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 隣に住む「安良城」との関係も気になりますし,白石親子の暗さも引っかかります。

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 また,貧乏くさい生活をしながらも実は思いのままに過ごしている吉永の正体は?

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 さらに,今後出会うという坂本との関係性は?
 そして何よりも,これらの住人達を演じるのが,中村さん,吉田さん,市川さんなど,一癖も二癖もある俳優さんなのが魅力ですね。

 

どのような「再生」を描くのか?

 私は漫画の原作は読んだことかありませんが,恐らく今後は,アパートの住人との関わりの中から,人生にとって大切なことを一つずつ学んでいき,自信をもって人生を歩むことができるようになるまでの,「凪の再生」を描くのではないかと予想しています。

 コミカルな中にも,心に染み入る凪の心の動きを,毎週楽しみに待ちたいと思います。