どんだけ強気なの? どうせ値下げしないんでしょ?
もう7月も終盤ですね。
この次期から,9月の新型iPhone発表までは,毎年のことですが本当に一気に時が進んでいきます。
あれよあれよという間に,それまで「噂」の世界のデバイスだったものが身近なものとしてこちら側に近づいて来る印象です。
そして…。
今年は異様な雰囲気になっています。
これまでも本ブログでお伝えしてきたように,2019を通り越して2020iPhoneの話題が中心になってしまっているのですから。
私の記憶にある限り,このような事態は正に初めてのこと。
その理由は,
「2019iPhone,iPhoneⅪが,大きな変更がない超マイナーチェンジ機となる」
ことが確定的だからです。
だとすれば,当然我々は,
「こりゃ,売れんわなぁ…」
と考えます。
しかしAppleはずいぶんと強気のようですね。
なんと,新型iPhoneの初期発注は,昨年と同等の7500万台を予定しているようです。
売れますか?
皆さんは売れると思いますか?
私は売れないと思うんですけどねえ…。
iPhoneⅪの外部的な大きな変化はカメラが3眼になり,「広角側」が強化されること。
さらに,この広角を生かして,撮影後に画像のトリミングが可能になるとのこと…。
私は,Macでの画像調整が心地いいので,恐らくiPhoneではやらないかなぁ。一般の方は,その場でトリミングしたいんですかね?
デジタル一眼から入っている身からすると,スマホで画像修正という感覚がよく分からないのですが,きっとインスタに上げる際などには,その場でやっちゃいたいんでしょうね。
その他,「双方向ワイヤレス充電」も別にいりません。充電が切れるまで使うということができない性分なもので…。こまめに充電する層にとって,殆ど使用しない「お守り」的な機能でしょう。おまもりだったら,その分値引いて欲しいです。正直。
改悪もあります。
「3DTouch」の機能が,ほぼ「Haptic Touch」 へと移行するということは残念でなりません。まあ,iPhoneXRの動向で覚悟はしていましたが…。
この点も「コスト面」が影響していると噂されていますので,これで端末価格が下がるのであれば納得するのですが…。
まあ売れないでしょう!
チップの性能アップは当然として,相変わらずの「7nmプロセスルール」のA13はさほどのアピールにはならないでしょうし,そもそもチップパワーだけで新しい端末が売れる時代は終わりました。
殆どの用途において,もはや現状のチップ性能で十分なのですから…。
本気で売るならば…
Appleが本気で売ろうとするならば,何かしらの点で「お得感」をアピールしないことには始まらないでしょう。
私がユーザー目線で考えるものは以下の通り。
①端末価格の値下げ
1万円以上の下げが必要だと考えます。
しかし,恐らくAppleは下げてこないでしょう。特にベースモデルでは。
大容量モデルに関しては,最近のSSD価格の下落に乗して下げてくることは考えられますが…。(実際にdocomoは大容量モデルの価格を下げました)
この,Appleの頑固さが昨年も問題になりました。
本来であれば,iPhoneXSの価格を,1万円さげるべきだったのです。
あれだけ売れなかったのに,「価格は下げないだろうなあ…」と予感させてしまうあたらりが,Apple戦略の弱点でもあるんですよねえ。価格に関しては「曲げない」傾向…。
これ,そろそろ限界に来ていると考えます。
iPhoneにしても,Macにしても…。
②SSD容量の増加
これは①②も書きましたが「実質値下げ」というアピールになりますね。
現状はベースが64GBとなっていますが,これを128GBに引き上げることを考えなくてはならないと思います。
更に,その上の容量を,現状の「256GB」「512GB」から,「512GB」「1TB」にすることで,結構なアピールになるのではないでしょうか。
もちろん価格は据え置き,できれば大容量機の値段を下げたいところです。
③バッテリー駆動時間の大延長
これはiPhone側の物理的な事柄ですが,以前にも書いたとおり,iPhoneにとっての長年の課題であった「駆動時間」が伸びることは大きな武器であると考えます。
内蔵バッテリーの容量が大幅に増えそうだ…ということに加え,OSのアップデートによって効率化が図られそうなのも好都合。
個人的には,この一点だけでも買い換えの価値があると思えるほどの一大変更点のようにも思えます。
でも…。
何度も言いますが,売れないと思いますよ…,一般的には。
あまりにも2020iPhoneが変わりすぎですもん!
みんな買い控えしてしまうのでは?
昨年9月の,
「発売開始から1日経ってもまだ余裕で購入できる…」
という幕開けになりそうな予感です。