ついにiPhoneにも追加関税の波が…
それまでの米中関税合戦においては,何とかApple製品はその影響を免れてきました。
そしてトランプが打ち出した「一時休戦」という言葉から,
「このままうまく乗り切れるのでは…」
という淡い期待をもっていました。
が…,このままではAppleデバイスも追加関税の波を受けてしまいそうです。
トランプが,9月に10%の第四次追加関税を課すことを発表し,Appleデバイスも影響を受けそうだということです。
ついに本丸「スマホ」「パソコン」にも課税!
今回発動される予定の第4弾関税には,これまで猶予されてきたスマートフォンやパソコン,玩具までもが含まれるようで,いよいよAppleへの影響が避けられなくなってきました。
10%の関税というものが,「本体そのものへの関税」なのか,「部品単位など細分化されて課せられる」ものなのかによって,課税額が変わってくるとは思われますが,単純に考えると,「1万数千円」の価格アップとなるのでしょうか?
ただでさえ「超高額」となってしまった最近のiPhoneですので,これにさらに1万円以上の関税が課せられると,本当に購入自体を躊躇してしまう事態になりかねません。
しかも…。
折も折,総務省からの余計な鶴の一声により,日本国内での携帯料金の先か全く見えないのが現状です。
先日はもauで行っていた「半額サポート」系のサービスを9月末で終了することが発表されたばかりです。
auの社長は,
「10月以降に契約した客が不公平感を感じないような新たな割引策を考える」
としており,恐らく各キャリアもすでに対応策を用意しているものとは思いますが,そもそも今回の考え方の根底が,
「通信料金と端末価格との完全分離化」
ですので,いくらキャリア側が頑張っても,iPhone本体の値が上がってしまっては,元も子もないわけです。
これは結構大変なことになっているのかもしれませんよ…。
我々にとって…。
記事内には,
「追加関税により来年のiPhoneの売上台数は600万〜800万台減少し,2020年までにAppleの収益は4%減る」
と予測しているアナリストの発言を掲載しています。
先日の第3四半期決算の結果が上向きだった直後のこの事態…。
トランプ君にももうちょっと空気を読んでもらいたいものです!
本来であれば,Apple側から歩み寄ってもらいたいのだが…
本来であれば,Apple側からユーザーに歩み寄りの姿勢を見せてもらいたいのです。
つまり,「端末料金の下げ」や「ミドルレンジiPhone」の提案などの具体策。
しかし,これまでのAppleの動きや,情報がダダ漏れ状態の2019および2020iPhoneの姿からすると,「端末値下げ」の息づかいは感じられませんし,ラインナップの大幅な見直しの動きも見えてきません。
これでいいんでしょうかね?
そして,どうなっていくんでしょうかね。日本でのiPhone事情は?