「Foxconn」,動きます!
先日は,トランプ大統領が対中国第4次追加関税の発動を決めたことを話題にしました。
「なぜこの時期なの?」
という思いは,全てのAppleユーザーが思っていることでしょう。
せめて新型iPhoneが発売された後にしてくれたら,発売後の需要には好影響だったでしょうに…。
個人的には,追加関税の「延期」が発表された際に,
「これ,iPhoneの発売までは待つつもりだな…」
と個人的には考えていたのです。トランプも人の子だな…と。
しかし…。
所詮トランプはトランプだったということ。
だったら何で「延期」にしたんだよっ!…と突っ込みたくなるやり方です。
そして,中国でiPhoneの組み立てを請け負うFoxconnが,ついに「脱中国」の動きを強めているという話題が来ています。
まあ,当然だな…。
「中国」の旨みが薄れる中での関税問題
ただでさえ,「中国」で組み立てることの旨みは薄れていたわけです。
経済的に急速に発展し,労働者の賃金が急上昇していることは,「安く」上げたい企業側からすれば,ただでさえ「潮時」を感じさせるには十分だったはず。
事実,関税問題以前から,生産をインド,タイ,ベトナム等に分散させることに関しては度々ニュースになっていましたね。
そして今回の関税問題です。
「10%」の追加関税ということですが,7/3付の朝日新聞には,
「iPhoneの価格を15%引き上げなければならないという見方もある」
という記事が掲載されていました。
現在の価格に「+15%」ですよ!
「2万円」上がるじゃないですか!
いやいや,結構な「無理無理ゾーン」に入ってきますよ,これ。
前回の記事にも書いたとおり,日本国内での携帯料金の足下が揺らぐ中で,あまりにも痛い「プラス」ですし,時期としてもあまりにも痛い…。
と…,余計なことを考えないようにするためには,「脱中国」でいいんじゃないでしょうか?
「脱中国」に賛成!
最近では,様々な製造業の分野で「脱中国」化が進み,「ベトナム産」「タイ産」「インドネシア産」などの製品が増えてきました。
つまり,製造に関する部分では,別に中国にこだわらなくてもいいわけです。
むしろ,賃金の問題を考えると,脱中国を積極的に考えるべき時期に差し掛かってきているのだと思います。
iPhoneという絶対的な担保があるFoxconnとすれば,多少の初期投資は安価な賃金で早々にペイできるのではないでしょうか?
今後の先行き不安感を加えて考えると,「いいことずくめ」と感じるのは私だけでしょうか?
記事中には,
「2020年には,Made in VIETNAMのiPhoneが生まれているかも…」
とありますが,私は大賛成です。
むやみなトラブルには,関わらない方が賢明…。
できるだけ早い移行を決断してもらいたいものです。