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AVIOT 「TE-BD21f」レビュー⑤ 最終音質評価編(仮)〜「MOMENTUM True Wireless」とは互いの弱点を補え合える好敵手〜

真逆の位置で「MOMENTUM True Wireless」と渡り合う実力機

 AVIOT「TE-BD21f」のレビュー第5弾です。

 ここまでは,開封,取って出しの音質,イヤピース・フィッティング前後編と私の所感をまとめてきました。  

 今回は,最終音質評価編(仮)として,本機の音質に関して,一通りの評価を下したいと思います。
 「(仮)」としましたのは,以前の記事にも書いたイヤピースが,未だe☆イヤホンから届きませんので,こちらに関しては後ほど…という意味合いです。

 イヤピースの違いが如実に音質に表れる繊細な機種ですので,更に異なる意見に変わることもあるかもしれませんが,エージング30時間を超え,ほぼ評価が固まりました。

 結論からいうと,
「MOMENTUM True Wirelessと本機を,同時に使用していきます!」
ということ。

 互いの弱点を補え合える,つまりは,「MOMENTUM True Wireless」と肩を並べるほどの実力機だということです。

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雰囲気作りの「MOMENTUM True Wireless」,パンチとキレの「TE-BD21f」

 まずもって「TE-BD21f」の音質ですか,エージングを重ねても,その傾向は大きく変わることがありませんでした。
 上記記事にも書いた「取って出しの音質」について再掲します。

中,高音寄りのフラット
モニターテイストではあるが,リスニング傾向にも振られており楽しめる音
低音は控えめ
・中音のボーカルが近い(もうちょっと距離感があると自然)
・高音側はきれいに破綻無く伸びるが,ごく高いところはカットされている感じ(BA特有のあの感じ)
左右の広がりは申し分なし
・これもBAの特質か,奥行き感は「MOMENTUM True Wireless」と比較してやや不足(絶望的ではない)
解像感は高い。「MOMENTUM True Wireless」より上かも。
低,中,高のつながりはやや不自然さがあるか…?(「MOMENTUM True Wireless」との比較なので,気にならない人は気にならないかも。ハイブリッドだから…という偏見は無用)
・楽器,声等の要素が多く,ガチャガチャしたような曲でも,一つ一つの要素をしっかりと分離する(「MOMENTUM True Wireless」はここが苦手)
・上記全ての事柄が,イヤピースの選択で激変する。「MOMENTUM True Wireless」同様,イヤピースの選択が全てを分けそう。
 エージング後に感じる変化としては,
「弱かった低音がはっきりと主張するようになった」
ということです。決してボワ付かない乾いた低音で,量感もかなり出るようになりました。
 低音部を担当するダイナミックドライバーが実力を発揮しだしたというところでしょうか。

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 さらに,中音域の近すぎていたボーカルが若干引き気味になり,個人的な許容範囲に入ってきました。
 まあ,全体的にブラ種アップされた感はありますが,「MOMENTUM True Wireless」の変化からすると微々たるものです。
 やはりBA2基搭載ということで,エージングの影響は比較的少なかったといえましょう。
 ということで上記の「取って出し時」の所感を元に,音質傾向をまとめます。
★低音が出てきてよりフラットに近づいた(傾向とすればやや中・高音寄り,そんなに目立つわけではない)
リスニングテイストを交えたモニター機
★繊細な美音系
★やはり高音の上の伸びは向上しない(BAの限界)
★左右,奥行きの音場感も変化なし(奥行きの面で平面的な印象は拭えない,リスニングで考えたときにここが引っかかる人がいるかも…)
解像感,低・中・高音域それぞれのパンチ(圧)は「MOMENTUM True Wireless」よりも優れる
★音の「つながり」は改善しなかった(元々悪いわけではないが,特に低音の上にBA特有の中・高音が乗っかっている感じが消えなかった)
「分離」は相変わらず優れている(ただ,分離しているものの,全体のまとまり,雰囲気は「MOMENTUM True Wireless」に適わない
 

「MOMENTUM True Wireless」と「TE-BD21f」のダブルエースで 

 これまで,「MOMENTUM True Wireless」を圧倒的に支持してきました。
 「MOMENTUM True Wireless」のよさは,

☆解像度の高さ
☆優れたダイナミックドライバー故の音の繋がりの自然さ
☆低音の豊かさ(量が多いということではない)
☆自然な左右の広がり,絶対的な奥行き感という壮大な音場
☆うっとりする音の色艶
☆聴き疲れのなさ

というところ。

 しかし,弱点としては,

★女性ボーカルなどで高音のシャリ付き
★楽器,ボーカル等,鳴らす要素がさえてきたときの分解性能・分離感の不足
★上記とも相まって,ロック調の曲の際の混沌感(私はあまり聞く分野ではありませんが)
★(TE-BD21fと比較したときに)解像感の不足(ボーカル帯)

ということも挙げられます。

 具体的にいえば,しっとりとした雰囲気のある曲では,「MOMENTUM True Wireless」の魅力が最大限に生かされます。これ以外にないという感じ。

 例えば「藤原さくらさん」のように,Jazzyでまったりと歌う方の場合は,「MOMENTUM True Wireless」一択です。

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 また,上白石萌音さんくらいの声質であれば「MOMENTUM True Wireless」の方がかなり気分よく聴けます。
 曲調も激しいわけではないですし。

 平井堅さん等の男性ボーカルも,「MOMENTUM True Wireless」がお薦め。

 総じて低音に主軸があり,雰囲気重視であれば,「MOMENTUM True Wireless」

 

 反面,「中島美嘉さん」「いきものがかり」「川嶋あいさん」等の,女性ボーカルでハイトーン部が魅力の方のボーカルを聴くのであれば,「TE-BD21f」です。

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 「MOMENTUM True Wireless」では高音部がシャリ付くのです。
 この部分を「TE-BD21f」は破綻無くきれいに表現してくれます。 

 「乃木坂46」では,ソロ曲やしっとり目の曲であれば「MOMENTUM True Wireless」,ポップな曲や多人数のボーカルが混ざっている曲であれば,断然「TE-BD21f」が気持ちいいです。

 

 ということで,最終結論。

 第1候補を「MOMENTUM True Wireless」として,この機種の苦手な分野においては「TE-BD21f」を使用する。

 やはり,「MOMENTUM True Wireless」の壮大な音場感や,艶のある音の魅力は絶大です。
 しかし,「MOMENTUM True Wireless」の苦手分野を補填することのできる機種が登場したことを歓迎したいと思います。

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