Apple初の折りたたみ式デバイスは「iPad」?
一度頓挫した「Galaxy Fold」の再販が近いと噂されています。
まあ,私は今後Samsungのスマホは買いませんけどね…。
使ってすぐに異常が出るようなデバイスが,どのように社内の目をかいくぐって発売直前までこぎ着けたのが謎ですので…。
HUAWEIの折りたたみ式スマホ「Mate X」の登場も間近となり,Appleはずいぶんと水をあけられたようになっています。
しかし,私はこれ,Appleらしい選択だと思いますし,そこにAppleが世界中から支持される要因があるとも考えています(理由は後述)。
そして,そのAppleの考え方を象徴するように,Apple初の折りたたみ式デバイスが「iPad」になるのではないか…という情報が来ています。
「折りたたみ式」の有効性と企業の責任
記事の情報からすると,Appleは折りたたみ式デバイスに関する研究を進めており,2021年頃に発表するのではないかということ。
そして,最初の折りたたみ式デバイスは,iPhoneではなくiPadになりそうだということです。
まずもって,私は最初の折りたたみ式デバイスをiPadにするというAppleの選択に大賛成です。
理由は以下の2つ
①「折りたたむ」ことの有効性
なぜ「折りたたむ」のか?
当然,筐体をコンパクトにして収納しやすくするためです。
だとすれば,当然元々の筐体が大きいタブレットを折りたたんだ方が有効性,有益性は大きいことになります。
iPadを折りたためるなら,持ち運び用のバッグも,これまでのものよりも一回り小さいものを選択することができるようになるかもしれません。
もちろん販売台数はタブレットよりもスマホの方が断然多いわけで,どうしてもスマホに目が行きがちですが,そこであえてタブレットを選択するあたり,
「Appleは物事の本質からぶれていない!」
と,私なんかは感じてしまいます。
②大型デバイスの方が加工しやすい
Samsungは,いきなりスマホの折りたたみに手を出し,結局「ヒンジ部」の雑さから自滅しました。
折りたたみを考える上で,この「ヒンジ部」,つまり「どのように折り曲げるか」が最大の難関であることは,素人目にも明らかです。
だとすれば,スマホのような小型デバイスではなく,タブレットのようにある程度の大きさがあるものから手がけた方が,加工技術の向上も見込めるというもの…。
「大型→小型」という,Appleの技術のおろし方にも説得力があります。
「精度の高いものをつくる」という,企業の最低限の責任を考えたときに,その妥当性はどう考えてもAppleの方に分があるように思えます。
コスト的になかなか折りたたみ式には手を出せないが…
個人的に,さほど「折りたたみ」には興味を感じません。今のところ…。
ですから,焦って内容の薄いものを世に出すことは避けてほしいと願っています。
また,恐らく相当に値が上がることが考えられることもあり,最初の段階で私が折りたたみ式のiPadやiPhoneに手を出すことはないでしょう(出せないでしょう)。
しかし,世の中の動向によっては,「主流」となるかもしれない技術であることは事実です。
Appleらしさを忘れず,他のメーカーに流されることなく,質のいいものを作り続けていって欲しいと強く願います。
その上でいつか「Apple製折りたたみ式デバイス」を手にすることができたら,それはそれで幸せなことかもしれません。