auから発信が始まるとは…正直意外でした
総務省からの「値引き上限2万円」「解約違約1,000円以内」などのユーザー無視ともいえる訳の分からない制約に,右往左往する携帯大手キャリア。
キャリア側だけでなく,実質的にユーザー側にして見ても「改悪」と考えられるケースが多くなっていることを,これまでも問題視してきました。
そして,9月の新型iPhone発売と,楽天のプラン発表を前に,様子見合戦に終始していた「新プラン発表」に関して,先陣を切ったのは何とauでした。
auユーザーの私としては,「グダグダのau」というイメージが残っていたものですから,結構意外でした。
「解除料1,000円」の新プラン
今回発表されたのは,「auデータMAXプラン Netflixパック」。
9月13日から提供されるとのことです。
新型iPhoneの発表が予想されている週の金曜日。
そして,発売の丁度1週間前ですね。
さて,今回発表されたのは,データ量無料のサービスにNetflix見放題がセットになったプラン。
ここで比較対象になるのは,7月に新たなサービスが始まったばかりの「データMaxプラン」でしょう。
比較は以下の通り。
ポイントは,「データ量無制限」は変わらずに,Netflix見放題も付いてきているのに基本料金が「1,100円」お安くなっていることです。
しかも…
ここが結構大きいと思うのですが,
「家族割の拘束人数が,2名以上で1,000円と,ゆるくなっている」
ということが特徴です。
夫婦2人などの場合は,これまでよりも500円お安くなるわけで,結構恩恵にあずかれるユーザーが多いのでは?
以前,本ブログでは,
「新規プランは一見安くなっているようだが,家族割りのような条件をクリアできない場合は高上がりになる」
ということを主張しました。
ここで切り替えてくるということは,結構ユーザーからの苦情があったのかもしれません。
というわけで,単純に考えても「1,100円」,うまくいけば「1,600円」も料金が下がることになります。
ユーザーにとってはうれしい限りです。
しかし…。
何気に「マイナスポイント」も…。
これまで,20GBの上限だったテザリングに関して,なんと「2GB」という,十分の一にまで使用データ量が減らされています。
だから…
「無制限と銘打っているからには,何に使っても自由でしょ?」
ということです。
みみっちいなぁ〜,au。
他の標準的プランと端末料割引の行方が気になる…
後は,現行の「ピタットプラン」や「フラットプラン7プラス」などの,ユーザーが最も多いプランの価格がどのように変わるかです。
こちらの方もそれなりの割引になることを期待したいところ。
また,肝心のiPhoneの割引(という言葉は使えない割引),キャンペーン等の兼ね合いがどうなるかも非常に重要です。
単純に10万円超えの料金を提示したのでは納得してもらえない…というのか,各キャリアトップの見解です。
では,どのようなアプローチの仕方で,どの程度の軽減を図ってくれるのか…。
iPhoneの今後の売れ行きにも直接関わってくる,大きな問題になるでしょう。