SoftBank「半額サポート+」発表 9/13受付開始!
通信料金と端末料金の完全分離化…。
10月以降の携帯料金プランが大きく変わる…ということで,戦々恐々としていた私たち。
真っ先にその「答え」を明かしたのはSoftBankでした。
その名も「半額サポート+」。
しかし,
「はっ? 実質なにも変わってないじゃん!」
という内容でした。
皆さん,驚きませんでしたか?
「機種変更」か「購入」か… 単なる言葉遊びじゃん!
まずもって,「半額サポート」という言葉を見て,
「んっ? 半額分値引きしちゃダメなんじゃないの?」
と考えます。
だって,この度のお上からの締め付けで,「値引き上限2万円」という足かせがついてしまったわけですから。
一体どのようなカラクリなのでしょうか?
では,これまでの半額サポートと比較しながら見ていきましょう。
→これまでと変わらず
・24回の支払いを終えた時点で「ソフトバンクから新しいスマホを購入」した上で「利用中のスマホを返却」すれば,以降2年分の残債が支払免除。
→「ソフトバンクでの機種変更」という文言が「ソフトバンクからのスマホ購入」に変更
つまり,これまでは個人に対する「一つの契約」の中でスマホの「受け渡し(機種変更)」をしていく…という概念だったものを,個人との「複数契約」を結んでいくという考え方に変更したということなのでしょう。
契約が複数ですので,それぞれの契約が別物となり,「端末を返却しなければ半額免除が受けられない」という制約が無くなるわけです。
…しかしまあ,一般的に考えれば,「一人一契約」の中で端末運用をすることが個人利用においては常識でしょうか,我々個人ユーザーにとってはこれまでと何の変化も起こらない…ということになりそうです
これまで使用していたもの家族に譲って別回線で新端末を契約する…というやり方もできるようになるでしょうが,これまでも全くの別契約で新規購入することもできたわけですので,完全にこじつけといえますね。
契約を「一本道」とみるか,「複数の道」と見るかという見え方の違いによるプラン変更案。
これまで散々国民を惑わせてきた騒動が,本当にこれで解決するのであれば,総務省も何を考えていたのでしょう。全くもって無能です。誰のために,何のために行おうとした改革なのでしょうか?
大山鳴動して…
正に「大山鳴動して…」という感じ。
どうしても,
「本当に総務省はこれで許すのか…?」
という疑問は残ります。
これでOKなのであれば,auもdocomoも同様のプランで来るでしょう。
だって,これまでのプランにほぼ手を入れなくても済むわけですので。
我々ユーザーからすると,高額端末であっても,さほど無理しなくても交流できるというメリットは残されたことになります。
しかし,各キャリアからの実質的な縛りからの逃れられない…という点については,変わりが無いわけですが…。