「双方向ワイヤレス充電」は意図的な無効化だった!
希望であった,「スペースグレイiPhone11Pro・256GB」の早いタイミングでの予約が無事完了し,本体を手にする前に「やり遂げた感」があります。
この感覚,きっと分かっていただけるかと…。
やれ,目新しさがないだの,2020iPhoneまで待つのが得策だの,様々な逆風の声がある中,私がiPhone11Proに求めたのは,「バッテリーとストレージの増量」だということは,本ブログで何度も述べてきました。
ストレージに関しては,「お金を積めば」可能でしたが,iPhone11Proに関しては為替による若干の値下げがあったことはありがたかったです。
しかし,これまで何をどうしても適わなかったiPhone最大の弱点,バッテリーの物理的容量に関し,今年はブレークスルーがありました。
よって,昨年度のiPhoneXSに続き,今年も「不人気iPhoneを喜んで購入する」という構図です。
さて,「実現する」と噂されながらも実現しなかった機能がありますね。
その代表格は「ApplePencil」。まあ,こちらはiPhone用の短いPencilの姿が全く見えなかったわけですので,いたしかたないかと…。もし本当に実現していたなら,「Max」の購入が確実だったんですけどね,個人的に。
しかし,もうひとつの「双方向ワイヤレス充電」に関しては,「当確」といっていいくらいの信頼度だと思っていたのですが,発表直前になっての「非搭載」。
これ,裏事情があるようです。
なんと,機能は搭載しているものの,ソフト的に「無効化」させているというのです!
恐らくは「AppleWatch」との相性の問題
記事によると,
「iPhone11シリーズは,双方向ワイヤレス充電に必要なハードウェアが搭載されているが,ソフトウェアで無効化されている」
ということ。
また,その原因としては,
「Appleの要求水準を満たさなかったため」
とされています。
この「Appleの要求水準を満たさなかった」という文言,どこかで聞いたことがありませんか?
そう,あの「AirPower」のキャンセルの際にAppleが用いた言い回しです。
これで,今回「双方向ワイヤレス充電」が見送られた理由が分かるような気がします。
勝手に予想しますと…
・壁になったのは「AppleWatch」。
・ギリギリまで調整したが,どうしても水準を満たせなかった。しかし,すでにiPhone11に「双方向ワイヤレス充電」が組み込まれ,生産ラインも動いてしまった後に不採用が決定された
・さすがに「AirPower」のように「キャンセル」というわけにはいかないので,しょうがなくソフトウエアで無効化にするしかなかった…
…いかがでしょう?
恐らくは,最後の最後まで「搭載」されるものとして動いていたのだと思います。それにしても,意図的に動作を停止されたものが筐体内に埋め込まれているなんて…。
結構衝撃的ですね。
AppleWatchの裏面の膨らみが全てのバランスを崩す
恐らくは全てAppleWatchの充電がうまくいかないことが原因だと考えます。
以前にAppleWatchも充電できるフラット式のQi充電器を購入しましたが,ウォッチ用の部分にはへこみがあるのです。それでも他のフラットな部分よりもWatchの置き方が結構シビアで,ズレたりすると充電が止まっているということもありました。
Watchの裏面の画像がこちら。
Apple純正のWatch用充電器Padには,このドーム状の部分をはめ込むためのくぼみがあります。さすが純正だけあって,こちらでの不具合は全くありませんが,それでも「くぼみ」は必要なわけで…。
恐らく,「AirPower」にしても,「iPhone11の双方向ワイヤレス充電」にしても,「フラットな盤面でAppleWatchを充電」しようとして,見事に散ってしまった…ということでしょう。
「要求水準を満たさなかった」
という表現には,充電できないこともないが,その速度,信頼性において,とてもではないがApple品質を保てなかった…という意味合いが込められているものと考えます。
これ,AppleWatch側が「フラットな裏面」にならない限り,無理なんじゃないですかねぇ…。
それくらいWatchの充電はシビアなのです。