注目のダークモードは思ったよりダーク度が高い!
今年のiPhoneは,表面上はの変化はそれほど大きくありません。
そんなこともあって,6月のWWDCのときからiPhone以上に話題になっていたのが,各種OSです。
iOSにも様々な機能が新しく盛り込まれましたが,その中でも注目度が高いのは「ダークモード」ではないでしょうか?
私はMacでもアプリで強制的にSafariをダークモード化して使用するほど,ダークモードの恩恵を感じています。
「満を持して」という感じで本格的に導入されたiOSのダークモード。
印象としては,
「思っていた以上に本格的なものだった」
というところです。
Apple純正のアプリを利用する機会が多い私としては,考えていた以上にその恩恵にあずかれそうです。
メール,リマインダー,メモ…完璧な仕上がり!
サードパーティーのアプリに関しては開発元の判断に委ねられているダークモードですが,今回のiOS13で,純正 アプリに関してはほぼダークモード化が完成しました。
メール,リマインダー,メモという,使用頻度が高いアプリが「黒背景」で見られることで,目への負担が大幅に減少する予感です。
まあ,現状ではこれまでの「白背景」に慣れていた分,若干の違和感が残っていますね。しかし,YouTubeにしても,Twitterにしても,今となってはダークモード以外での仕様は考えられないくらいに慣れ親しんだものになっていますので,その他のアプリに慣れるのも時間も問題でしょう。YouTubeも,最初は違和感がありましたので…。
上はリマインダーのダークモード。
リマインダーは,インターフェイスが一新され,標準アプリの中でも注目となっていますね。
それに加えてこの「黒さ」。しびれます。
また,メールアプリは,使用頻度が高いだけに今のところ最も違和感が残る状況ですが,目への優しさは抜群。数日で違和感なく使えるようになるでしょう。
まあ,残念なのは,各メールを開いてしまうと,いつもの白背景の表示に戻っていしまうところ…。
メール文面も,OSでは調整できない独自のフォーマットなのでしょうかね?
文面まで黒になると,最高なのですが…。Twitterのように。
違和感を感じる部分も…
概ね期待以上の出来となった今回のダークモードなのですが,気になる部分がないわけではありません。
一つ目はやはり「Safari」の対応。
Web閲覧においては,閲覧アプリではなく,サイト側がダークモードに対応する必要があるということで,現在でも白地のページが殆どです。
これを強制的にダークモードにするためには,前述したようにアプリに頼ることになりますね。iOSではこのようなアプリは無かったような…。
しかし,Apple側も頑張って,タブだけでもダークにしようと頑張っているのですが,ここでちょっと気になる部分が。
特に下のタブ部分。
これまではこの部分が白だったため,違和感を感じることが少なかったのですが,この部分だけダーク化されたことで,タブが表示されている際の「画面の狭さ」が目立ってしまいます。この部分が圧迫しているような感覚になるということです。
もちろん,スクロールしたりするとこの部分が消え,全画面表示に戻るのですが,ページを切り替えるごとに出てくる「黒帯」が気になって仕方ありません。
また,Widget画面でも気になることが…。
私は「Yahoo!ニュースアプリ」をWidget画面に表示しているのですが,iOS13のダークモードにすると,以下のような表示になります。(9/21の時点)
見づらい!
実際の画面ではこれ以上に字が薄くなってしまっています。これでは「実用的」とはいえませんね。
他のWidgetはそれなりの視認性を確保していますので,恐らく今後のアップデートで修正してくるとは思いますが,他にもダークモード化で課題を抱えることになるアプリがあるはずです。
全てのアプリが適切に対応してくれることを願います。
※翌9/22,早速アップデートされています。さすが大手は対応が早い!
さて,私は以前から,Safari等のWeb閲覧アプリが全ての表示でダークモードに対応してこそ,「真のダークモードの完成」であると考えています。
だって,なんといっても最も我々がスマホで利用するのは「Web閲覧」でしょうから。
新しい規格等が出てきて,サイト側ではなく,閲覧ソフト側でダークモード設定が可能になる日が来ればいいな,と願うばかりです。
無理なのかなぁ…。