未開の地「ノイズキャンセリング」に踏み出す…
10万円超えのDAPやイヤホンが当たり前…。
それがモバイルオーディオの世界です。
そして,「高ければいい」というものでない上に,超高級機にも明らかに得手不得手があって結局は「絶対的な満足」は得られないままに「沼」にハマっていく…。
少々その感覚に嫌気が差したことや,近年の完全ワイヤレスブームの中,優れたワイヤレスイヤホンに出会えたことなどもあって,音楽に関する嗜好が急速に変化しています。
最近では,年齢に伴って極度の「高解像度」よりも音楽全体の雰囲気を重視するようになってきたことや,AppleMusicにどっぷりとハマっているなど,自分を取り巻く環境にも変化が出てきました。
そんな中,昨年末から今年にかけて出会ったお気に入りの完全ワイヤレスイヤホンに関して,本ブログでは詳しくお伝えしてきました。
ゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless」と,AVIOTの「TE-BD21f」です。
そんな中,どうしても足を踏み入れられない分野がありました。
「ノイズキャンセリング」のイヤホン,ヘッドホンです。
近年のSONYのノイキャン機は非常に評価が高いのですが,試聴の結果,個人的には,
「何故この音でこんなに評価が高いの?」
と疑問に思うばかりです。
特にMark3になって,WH-1000XM3のノイキャンの効きは大きく向上しました。また,M2よりは音の分離がよくなり,解像感が増したことは認めます。
しかし,どうしてもノイキャン機特有の音が密封されて広がらない感じは強く残っていますし,ベールがかかっているような印象も拭えず,通常のヘッドホンとは比較できないほどの音質だと考えます。
そんなところに,ゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless」に新世代モデルが登場するという報せが…。
個人的に,ゼンハイザーの音が大好物です。
以前所有していたIE800の音質が未だに最高傑作だと考えておりますし(装着感の問題で泣く泣く手放しましたが…),前述した「MOMENTUM True Wireless」は現在の一番のお気に入りです。
また,第2世代の「MOMENTUM Wireless」は,ノイキャン機でありながらも,音質を優先させたモデルだとのこと…。
モニター機を配布された方々のレビューを見て,我慢しきれずにe☆イヤホンでポチりました。
ノイキャン機史上「最高音質」?
9/24の商品正式発表と同時に予約が開始されたようですね。
私はたまたまその日のうちに情報をつかみ,予約することができましたが,27日の時点では,すでにe☆イヤホンの初回入荷分は裁けてしまっているようです。
そこそこの価格なのですが,やはりゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless」後継機ということで,注目する方々が多かったのでしょう。
肝心のノイキャンの効き,音質に関しては,様々なレビューが正に同様の結果を報告しています。
・ノイキャンの効き自体は,SONYやBOSEに軍配が上がる
・音質は圧倒的。ノイキャン機であることを感じさせないもの。
というのがそれ。
イヤホンでも,BAが主流の高価格帯においてダイナミック一発を貫き通しているゼンハイザー。
しかも,BAに負けないくらいの解像度をもつ音を作り上げるのですから,やはりゼンハイザーというメーカーが評価されるのが分かります。
この「MOMENTUM Wireless」には,「45㎜」のダイナミックドライバーが搭載されているとのこと。
どんな音なのか,今から楽しみです。
出荷が9/30ということで,休み明けには手にすることができそうです。