「体感」はやはり真実だった…
AppleWatchSeries5の最大の売りである「常時表示ディスプレイ」を利用した際のバッテリーもちの悪さについて,そのあまりの衝撃ぶりを話題にしてきました。
2019モデルにおいては,iPhone11Proのバッテリーもちがこれまでになく向上したことから,Watchとの対比ぶりに関して,企業としての考え方に疑問をもったこともお知らせしました。
そして,私の「体感」がまちがいではないことが,Apple Watchの専門サイトの記事で証明されました。
AppleWatchSeries5のユーザーは一体どのように考えているのでしょうか?
常時表示でバッテリーがモリモリ減る!,
まずはこの記事で紹介されている,常時表示モード,非常時表示モード,そしてSeries4のバッテリー消費を比較したグラフをご覧ください。
これはひどい!
やはりAppleWatchSeries5の常時表示ディスプレイ時のバッテリー減りが相当ヤバいことになっています。
途中40分ほどのワークアウトを行っているようですが,この程度であればごく一般的な使用具合といえます。特に酷使したわけでもないのに,「21時間」でご臨終…。正に丸1日もちませんでした。
これでは到底安心して「時計」として使用できる状態ではないと考えます。
例えば,何らかのトラブルでWatchの充電ができなかった場合…。
これまでであれば,やりくりをして次の1日を乗り越えることが可能でした。
しかし,AppleWatchSeries5では,翌朝に気付いたときにはもうすでにバッテリーが瀕死の状態になっているでしょうし,それから慌てて節電モードにしても,持ちこたえることはできないのではないでしょうか?
常時表示をOFFにすると,Series4と同等かそれ以上のバッテリーもちになるようですが,Series5にわざわざ買い換えたユーザーが常時表示をOFFにすることは,なかなかできないのでは?
その理由は,
①性能差が殆ど無いSeries5に買い換えたのに常時表示をしないのであれば,正に「自らの買い換えを否定する」行為になる(ユーザーの意地とプライド 笑)
②やはり常時表示は有益である
ということ。私自身は正に①の要因が大きく,
「意地でも使い倒してやる」
というわけの分からない闘争心に燃えています。どうしてもピンチになったら節電モードでカバーする,ということになりそうです。
就寝時の充電チェックは最重要。もはや純正の充電器以外使用しません!
万が一にも途中で充電がストップしていたという事態を避けたいので…。
未完成品を登場させたAppleの罪は大きい
あくまでも個人的な意見ですが,今回のAppleWatchSeries5は「未完成品」だと考えます。
以前の記事にも書きましたが,全機種でクリアしていた基準を大幅に下回ってくるのは,ユーザーとの暗黙の契約を踏みにじる行為だと考えるからです。
特に今回は「バッテリーもち」という,物理的な分野でのこと。そして,デバイスが動作するかしないかという,この手のガジェットでは根本的な部分の事象だからです。
これも前記事に書きましたが,この部分をカバーするために,iPhone11Proに双方向ワイヤレス充電が装備されているならば,「セットで考えたときに」救済措置がある分まだ許せたかもしれません。
しかし,こちらの機能も見送られました。
だとすれば…。
私は今年のWatchのアップデートを見送った方がよかったのではないかと考えます。
最大の「売り」でこれだけの醜態をさらしているのですから…。
未完成品を登場させたAppleの罪は大きい。
私はそう考えます。
Series6で,バッテリーもちの面でどれだけ挽回できるかが,勝負ですね…。