Mate30Pro,「やっぱり」の史上最高得点!
先日,「孤高の名機」としてご紹介したHUAWEIの「Mate30 Pro」。
前機種の実力からいっても,
「恐らくカメラ性能ではぶっちぎってくるだろう…」
と予想していましたが,やっぱり来ました!
DxOMarkが審査した結果,「史上最高得点」の121点を獲得しています。
メインカメラは10ポイント以上のスコアアップ
前機種「Mate20Pro」でも十分なカメラ性能ぶりを発揮していましたが,更に格段の性能アップを果たしたようですね。
まずは「Mate30Pro」のスコアを…。
トータルの「121ポイント」が史上最高と評されているわけですが,やはり我々が注目したいのが,リアメインカメラの静止画撮影性能です。
このスコアが「131」ともはや異次元ともいえるレベルにまで高まっています。
ちなみに,昨年の「Mate20Pro」のスコアがこちら。
これでも十分なんですけどね。静止画性能は「120」。
単純に「11ポイント」のアップです。
特に性能が向上してるのが「Artifacts」「Night」「Zoom」「Bokeh」という部分ですね。
フレア,モアレ,偽色等が改善され,ナイトモードでの写り,ボケ味ともに向上。
更に,ズームに関しても,ハイブリッドズームでの「10倍」程度であれば,光学との差が見つけられないほどの出来映えのようです。
解像度に関しても,以下の画像で比較すると,格段に向上してるようですね。
解像度ばかりではなく,コントラスト,色のり等,総合的な画力がアップしているのが分かります。
もはや,「スマホのカメラ」という範疇に留まらない領域に足を踏み入れているのではないでしょうか?
iPhone11Proがどこまで迫れるか…
ことカメラに関しては,もはやHUAWEIの独走という感も受けますが,やはりiPhone11Proのカメラ性能がどの程度迫れるか…ということが気になりますね。
ちなみに,こちらがiPhoneXSMaxのスコア。
昨年度のカメラでは,「ナイトモード」「ワイドレンズ」そのものを備えていなかったわけですから,その分のスコアを縮めることはできるでしょう。
しかし,その出来映えという部分は全くの別問題となる上に,ズーム機能では完膚なきまでにやられていますからねえ…。
カメラ性能のキモとなる上から6つの基本項目のうち,Mate20Proに勝利しているのは「Artifacts」だけ。
つまりは,昨年の段階で「基本的なカメラ性能」で完敗しているのが実情ですので,まあ追いつくというのは無理な話だと思います。
後は,いくらかでも差を詰めているのか,順調に差を広げられているのか…という部分ですね。
クローズアップされているのが「ナイトモード」ということもあり,最も大切な「基本性能」へのAppleからの言及がないのが少しばかり心配です。
早くスコアがアップされないかな…。