「MacOS Catalina」来た〜!
ついに「MacOS Catalina」がリリースされました。
まだその全貌を体感したわけではありませんが,とりあえずiOS13になって以降の「リマインダーアプリの同期」に関する問題はクリアになりました。ついにMacのリマインダーアプリも新しいものに更新され,データも同期されております。「ほっとした…」という点ではここが一番ですね。
さて,「gori.me」さんのサイトでは,事細かに「MacOS Catalina」の新機能を紹介してくれています。
皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか?
「Sidecar」の利用価値には一考が必要
「MacOS Catalina」には様々な目玉がありますが,そのうちの1つ「iTunes」の解体に関しては,予想通り何の違和感もありません。
これまでが異常だったのです。なんでもかんでもiTunesに詰め込んで,本当に使いづらいものになっていましたから…。
操作系には定評のあるAppleの考えたソフトウェアとは思えないくらいのインターフェースでしたので,苦手だったんですよね。「MUSICアプリ」では純粋にAppleMusic中心のインターフェースになり,好感がもてるすっきりしたものになりました。
また,iPhoneやiPadのバックアップ機能をファインダーに移行したも大賛成です。元々一緒にあるべきではない機能だったのです。
そして…。
もうひとつの「主役」である「Sidecar」もとりあえず試してみました。メニューバーのAirPlayアイコンから入るという操作性は全く迷いなくできるスムースなものでした。
すぐさまiPadと接続され,iPad画面上にMacOS Catalinaの壁紙が表示されるのには正直驚きました。
そして,Macで使用しているマウスのカーソルがiPadに…。さらに,MacのDOCKまでもが表示されます。
何という違和感…。
このままMacのアプリが起動するのですから,違和感が止まりません。個人的にはMacの画面は1つで使用してきましたので,手元に持っているiPadにMacの画面があったり,マウスのカーソルが動いていたりすることに戸惑う思いが強いのかもしれません。
さて,確かにおもしろい機能ですし,Macのグラフィック関係のアプリをApplePencilを使用して加工したいというユーザーには「神機能」なのでしょう。
しかし,冷静になると,iPadアプリが存在するアプリだったり,iPadにしかアプリが存在しないケースでは,このSidecarのメリットもかなり限定的なものになるな…と感じました。
現状では,「MacアプリをiPadの画面で…」という一方通行なのです。
これが,「MacとiPadのアプリ間を自由自在に行き来する」という状態に進化するためには,Mac-iPad間の「アプリのMarzipan化」が急務ということになりますね。
更に,純粋に「iPadのアプリでの操作の方がやりやすい」という例も多数存在するように思えます。例えば,「GoodNote5」のようなアプリの場合は,わざわざMac版で作業するよりもiPad版で完結したデータをMacに送ればいいわけで…。
個々がその利用形態を吟味し,使い方をカスタマイズしていく必要がありますね。
「Sidecar」対応アプリも限られる…
そして,意外といえば意外,当然といえば当然なのですが,現状全てのアプリが「Sidecar」に対応しているわけではありません。
前傾の記事内では,以下のアプリを「Sidecar対応」として紹介しています。
もちろんこれから対応アプリが爆発的に増えていくことでしょう。
それぞれのアプリによって,独自の「Sidecar機能でできること」を創出してくれることを願っています。