「時計」にするつもりが「時計」でなくなったSeries5
このままでは,HomePodと並び,近年まれに見る失敗作になってしまいます。AppleWatchSeries5の話。
原因はただ1つ。
以前にも書かせていただいたバッテリーもちです。
Appleは,「常時表示ディスプレイ」を採用することで,いつでも時刻を確認できるという魔法をかけ,「AppleWatchを時計に」しようとしました。しかし…。安心して1日を過ごせないという結果となり,結局は「時計になりきれなかった」ということです。ましてバッテリーが心配で機能の使用をためらってしまうSmartWatchなんて…。本末転倒です。
私のような不満を感じていらっしゃるユーザーは少なくないようで(当然です!),Appleも対策を講じているようです。
WatchOS6.1では,バッテリーもちが改善?
記事によると,WatchOS6.1のbeta版を使用すると,Watchのバッチリーもちが大幅に改善されるということです。「大幅」というのがどの程度の状態を指すのかが非常に気になりますが,これが本当であれば朗報といえましょう。
また,このバッテリー減りの原因が新搭載された「ノイズアプリ」にあるという情報もありますね。
さて,WatchOS6.0.1にアップデートしてから,バッテリーの減りが若干ではありますが改善されたと感じています。「70%〜50%」当たりで粘ってくれるというか…。しかし,根本的な改善になるほどでは全くありませんので,何とか「6.1」での劇的な改善をお願いしたいところです。
「ノイズアプリ」を切って過ごしてみると…
前述の「ノイズアプリ」の件ですが,そもそもこのアプリを切ることができるなんて,初めて知りました。
ということで,ノイズアプリを切って過ごした場合のバッテリー状況を確かめてみることにしました。
しかし…。
結果は目立った変化はありませんでした。やはり今回のバッテリー激減りの原因はアプリ単位の動作ではなく,常時表示ディスプレイあるいはOS6の側にありそうです。
まあ,当然といえば当然ですよね。
果たして「6.1」でのあっと驚く改善はあるのか?
これがビシッと決まるようであれば「さすがApple」となるでしょうが,さして改善されず…となれば,Series5の評判は地に落ちてしまいそうです。
性能は向上せず,時計にとって生命線のバッテリーを捨ててしまう結果になってしまったわけですから…。