この人気ぶりは「本物」か?
う〜ん,この意外な展開はいつまで続くのでしょうか?
先日,新型iPhoneの売上予想が上方修正されたという記事を紹介しました。
しかし,どこかで,
「この好調ぶりがいつまでも続くわけではないのでは…」
という思いをもっていましたし,何だったら10月にでも早速鈍化の傾向が現れるのでは…とさえ思っていました。
しかし…。
少なくともすぐさまこの傾向が変わっていくということはないようです。
XRよりも売れている「iPhone11」
記事内では,iPhone11シリーズの売上げ動向が紹介されていますね。
興味深いのは「iPhone11」の数値です。
いつものミンチー・クオ氏によれば,iPhone11の年内予想出荷台数は「3,600〜4,000万台」で,iPhoneXRの「2,500万台」を大きく上回りそうだということです。
昨年のXRは発売時期が遅かったという事情もありますが,それにしてもiPhone11の好調ぶりが際立ちますね。
また,iPhone11ProとXSの比較では,iPhone11Proの予想出荷台数が「3,700〜4,000万台」なのに対し,昨年のXSが「4,300万台」だったようで,こちらはマイナスとなっています。
しかし,こちらの記事を見ますと,現段階でも「iPhone11Pro」は入荷まで数週間待ちの状態が続いており,どうやら単純に人気がないのではなく,「生産が追いついていない」可能性の方が高いですね。
前記の記事内にも,「歩止まりの問題で遅れが出ている」と記述されています。昨年のXS系は,この時期まで全モデルで数週間待ち…という状況にはなっていなかったはずですので,iPhone11Proに関しては「伸びしろのあるマイナス」と言えそうです。
「トリプルレンズ」「価格下げ」の影響か?
まずもってiPhone11が人気なのは,「価格下げ」の影響が非常に大きいと考えます。やはりiPhoneユーザーは,「高スペックで価格が高すぎない」モデルを求めているのでしょう。昨年度のXRとのスペック差がそれほど大きくないiPhone11がこれだけ売れているのですから,もはや理由はその一点です。
iPhone11Proの人気ぶりが唯一解せないポイントですが,「トリプルレンズ」が好評なのですかね?
個人的には「バッテリー持ちの飛躍的向上」を最も評価しています。もし,全世界的な人気の原因がバッテリー持ちにあるのだとすると,同じような考えでiPhoneを見つめていた方々がいらっしゃるということで,うれしく思います。
バッテリーは,省電力化に加え,今回物理的容量が増加したということが大きい!
だって,こればっかりはユーザーにとっては選択の余地が全くない,Apple側の都合による「聖域」だったわけですから。
Appleがユーザーの声に応えようとしたことが単純にうれしいのです。