「MacBookPro16インチ」の姿が霧の中へ?
「MacBookPro16インチの10月発売は決定的」
「MacBookPro16インチの生産,出荷がすでに始まっている」
という噂が以前から根強く出回っていました。
これに応じるように,
「10月末に発表イベントが開催されるのでは…?」
と情報も飛び出しました。
加えて,MacOS Catalinaのbeta版内に,16インチMacのアイコンが発見されたこともあり,16インチMacの10月登場に関しては「確定」と見られていました。
しかし…。
徐々に風向きが怪しくなっています。
まずは,発表イベント。今か今かと,イベントへの招待状配布の報せを待っていましたが,一向にニュースにならず…。招待状も配布されず,もうすでにイベントの開催は不可能な時期になってしまいました。
では「サイレントでの発表か?」とも考えますが,ディスプレイサイズとキーボードの仕様変更という,結構大きく,Appleにとって意味のある変更を加えたMacのリリースをサイレンスで行うということには疑問を感じます。
そして…。
ここに来て,これまであったはずの「16インチMacのアイコン画像が消えた」という記事が来ています。これは…,いよいよ10月の発売は厳しいか?
発売延期が意味するものとは?
記事によると,「MacOS Catalina 10.15.1beta2」までには存在していた16インチMacのアイコン画像が,「beta3」内では消えていたというのです。これ,結構意味深な事象なのではないでしょうか?
普通に考えれば,「16インチMac」の登場がずれ込むとするのが妥当でしょう。しかも,何らかの理由で「10.15.1」リリースまでには間に合わず,「10.15.2」などの次バージョン時までという中期的な延期の可能性もあるのではないでしょうか?
もしそうだとすれば…。
Mac本体側というよりは,OS側の問題なのではないかと勝手に予想したりしています。だって,16インチMac自体は,ディスプレイサイズとキーボード仕様の変更であって,この部分に大きな障害は無いように思えるからです。チップも15インチのものをそのまま据え置くという予想が大方ですし,外観の仕様変更も無いとの噂ですので。
逆に「MacOS Catalina」に関しては,iOS・iPadOS同様,問題が山積しているようです。直近では,Macの文鎮化が話題になっていました。
以前のiPhoneなどではよく聞きましたが,Macでの文鎮化は本当にいけません。全てにおいて「母艦」となるのがMacなわけですし,ビジネスに使用している場合はMac内のデータという大問題もあります。バックアップをしていなければ…という世にも恐ろしい困難と闘わなければならなくなりますね。
「MacOS Catalina」に関してはリリース当初から様々な問題が報告され,すでに細かいアップデートも数回行われています。また,上記の事象は比較的古めの機種で発生しているようでして,旧機種においてもOS動作を保証するというAppleの考え方の根幹を揺るがすものとなっています。
今回の16インチモデルのアイコン画像取り下げは,もしかすると,
「新モデルリリースよりもOSの安定化を優先したい」
というApple側の考えによるものかもしれません。もしそうだとすれば,今回のOS騒ぎについて,Apple側は相当由々しき事態として捉えているということなのかもしれませんね。
だとすれば「AirPods Pro」はどうなる…?
以上,勝手な個人的妄想を語ってきましたが,果たしてどうなるか?
もしかすると意外とあっさり,週明けにも「サイレントリリース」されているのかもしれませんし…。
また,個人的には16インチMacよりも気になるのは「AirPods Pro」の動向です。こちらも10月末の発表が取り沙汰させていたデバイス。16インチMacと一緒にイベントで発表…というシナリオも予想していましたが,それが崩れた今,「いつ」「どのように」発表,発売されるのか,読みづらい展開になってきました。
もし16インチの発表がずれ込んだとしても,AirPodsPro単独でリリースして欲しいです。我々はサイレントでも全く構わないのですが,企業戦略としてどうでしょうね? 「ノイキャン付き」ということはかなりの大きな変革となりますので,Appleとしては大々的に発表したい…という思惑があって当然ですから。
さあ,いよいよ勝負の10月最終週がやってきます。
Appleの答えは?