「AirPods Pro」やっぱり来た!
Ben Geskin氏のいうとおり,やはり来ました。
「AirPods Pro」の発表,そしていきなりの発売です。
詳細はこちらを…。
昨日の早朝に「AirPods Pro発表」を知りましたが,「即ポチ」した後によく見ると,10/29に日付が変わって間もなくAppleStoreでの予約が可能になっていたようです。
Ben Geskin氏の情報によると,どうやら「10/28」にすでにプレスへの説明会が行われており,「10/29」の詳細発表も各メディア間では共通理解が図られていたようですね。
なんとも変則的な形でのデビューとなった「ノイキャンAirPods」。発表会開催が間に合わなかったのか,それとも「必要なし」と考えたのか…。今年のアップルのバタバタぶりを見ると,後者かな…?
当初の「10/31到着」が「10/30到着」に変更!
うれしい誤算は,予約直後は「10/31到着」とされていましたが,昨日19:00過ぎにいきなりAppleからの「出荷完了メール」が届いたことです。
これで「発売日」である「10/30」に手にすることができることが確定しました。Appleアルアルともいえる,「到着日が遅れることが絶対にないように当初は余裕を見て発表する」作戦ですね。この考え方,やはり好感がもてます。
発表からの在庫の様子を見ていましたが,15時過ぎくらいまでは「10/31お届け」のままの状態でしたので,
「これまでよりも価格が上がったことで,様子見のユーザーが多いのか…?」
と考えておりましたが,「18:00過ぎ」に見ますと,お届けが「11/7~14」に伸びていましたね。さすがに初期出荷分は裁けたようです。
それにしても,着実に価格が上がってきたAirPodsです。
購入には慎重になっている方々も多いかと思います。
さて,問題はノイキャンの効きと音質傾向です!
さあ,いきなり明日にはご対面できることになった「AirPods Pro」ですが,大きく2つの課題を抱えていると考えます。
①ノイキャンの効き
まずは初の「ノイズキャンセリング機能」を搭載するということで,その「効き具合」が非常に気になります。
果たして,「ノイキャンを目一杯効かせたタイプ」なのか,それとも「音質も考慮して自然な効きにおさめるタイプ」なのか…ということです。
価格帯すれば,爆発的な人気を誇る,SONY「WF-1000XM3」とモロかぶりです。もしノイキャンを効かせてくるタイプであれば,真っ向勝負の形となりますね。
逆に音質にノイキャンの効きを押さえ,違和感をなくす方向に振っているのであれば,今度は音質そのものが要求されるでしょう。イヤピースも付属した「カナル型」になったということは,インイヤー型であった従来型のAirPodsのように,
「AirPodsだから,音質そのものは評価の対象に入らない…」
とは考えられなくなるでしょう。値段から言っても…。
個人的にはApple系のイヤホンに,オーディオメーカーほどの音質は期待できないと考えていますので,後者ではAppleの不利になるかと考えます。
②音質傾向
ここでいう「音質傾向」とは,解像度等の純粋な音質のことではありません。
これまでのEarPods,AirPodsの流れを汲む,いかにもインイヤー型といえる実に開放的で自然な音の傾向が,果たして変わってしまうのか…という点です。
気になる原因が,「カナル型になったこと」と「ノイズキャンセリング機能を搭載したこと」です。これまでの耳の中にすっと置くようなスタイルとは違い,イヤーチップを耳穴にねじ込むのですから,通常のカナル型のような密閉感を伴う音になるのでは…ということ。これ,AirPodsでは避けてもらいたいんですよね。いくら聴いても聴き疲れせず,それでいて音場が広いというAirPodsのよさは唯一無二のものでしたので…。
また,一般的に言えば「ノイキャン」もこの開放的な鳴り方に相反するものです。何せ無理矢理音を打ち消そうとする機能が働くわけですので,どこかにこれまでとは違う無理がかかるのでは無いか…と心配しているわけです。
この点について期待しているのは,Appleによるこの記載です。
大型化した通気孔が圧迫感を取り除き,
「カナル型なのに開放的でこれまでのインイヤー型と同じ傾向の音」
を実現することができたなら,それは正に「魔法の再現」!
これに,「ノイキャンが効きながらも自然な音…」というおまけが付いたなら,このAirPods Proは正に神機となるでしょう。
さて,どんな音を奏でるのか…。
楽しみで仕方ありません。