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50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

一向に見えてこない au「アップグレードプログラムNX」の後…〜単なる「値上げ」で終わるのか?〜

このままだと実質値上げで終わるのですが…

 やはりそんなにうまくはいかなかったということで…。
 「値引き上限」「解約違約金」等に関して厳しく言及された後でしたので,2019年のiPhoneがどのように販売されるかが非常に気になっていたのですが,「大山鳴動して…」という流れになったため,「本当にこれでいいの?」と感じていました。 

 一般的な契約をするユーザーに関しては,結局何も変更がないまま,au,SoftBankのiPhone商戦が始まったのです。「違約金」「SIMロック解除の日数」など,総務省と大手キャリアがにらみ合いをしている観点は一般のユーザーにとっては結構どうでもいい問題です。殆どの人はすでに常用するキャリアが定まっているでしょうし,ごく一部の「旨みだけを追求して抜け道をさがすようなユーザー」のことは放っておいてほしいのですが…。

 しかし,これまでの「48回払いにして24回払ったら残額免除」というやり方が,「上限2万円」という値引きの項目に引っかかるのでは…と考えていた我々からすると,「そこが通るんかいっ!」と突っ込みを入れたくなる9月でした。
 しかし,やはり待ったがかかったわけですが,その総務省側の難癖の付け方が笑えます。
「アップデートプログラム代金の月額390円を支払うと,半額の値引きにならず,ユーザーに誤解を与えるから…」

 なんですか,それ? そこじゃないでしょ? みんなそれを承知で契約してますんで。分かってないのはあんた達だけなんでっ!

 …と,毒づきたくもなるグタグタの展開となり,auに関しては「アップグレードプログラムDX」は10月いっぱいで廃止になります。
 11月からは「アップグレードプログラムNX」が新設されるのですが,結局はこれdocomoの「スマホお返しプログラム」と同様のプラン。これまで48回中24回の支払いで機種変更できたものが,36回中24回の支払いをしなくてはならないので,実質「値上げ」となるのです。

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更なる料金の値下げ,サービスの拡大が必要では?

 auがこの発表をしたのが10/16。私は,その後auが何らかの新たなアプローチを行うのではないか…と思ってしばらく記事にするのをスルーしていましたが,何の音沙汰もありませんので,現在この記事を書かせていただいております。
 その「何らかのアプローチ」とは,何らかの形での料金の値下げや割引サービスの拡大です。何もケアしないつもりなんですかね?

 これまでの「アップグレードプログラムDX」のイメージがこちら。

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 「120,000円」というそもそもの価格設定が思いっきりフラッグシップiPhoneを意識しているのが分かります。単純に考えて,月額が「本体価格2,500円+プログラム料390円」=「2,890円」。

 一方の「アップグレードプログラムNX」がこちら。

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 想定スマホの金額を「108,000円」に下げているあたりがズルイ! auの不誠実さが如実に表れています。ここは「120,000円」に揃えないとダメです。
 DX同様の「120,000円」で考えると,月額「本体価格3333円」となります。(NXではアップデートプログラム代金がかかりません)

 差額は「443円(税抜)」です。
 この額を大きいと見るか小さいとみるかは人それぞれでしょうが,私のような庶民にとっては,看過できない数字です。そして,「月額」の利用料として考えると,これまでAppleCare+に加入してどうにか「1万円」以下に抑えていたものが,「禁断の1万円超え」をしてしまう「443円」になるユーザーも多いのでは?
 個人的には,「月額1万円」というのはどうしても死守したい心の壁なんですよね。これをクリアするためにはAppleCare+を削るしかないかなあ…とも考えます。

 私は,この差額分はキャリアががんばって値引くべきだと強く思います。我々ユーザーも,回線の安定性という利点を鑑み,多少割高でも大手キャリアを利用しているわけですが,これ以上利用料が上がるようだと,端末はAppleからSIMフリー機を購入することも考えなくてはなりません。
 ここで問題なのが,MVNOの回線の遅さです。個人的に,高額iPhoneを利用していて回線が繋がらずにイライラするのは避けたいです。考えられるのは,UQ mobileやY!mobile等のサブキャリアでしょうか? 現段階では大手と比べて旨みが薄いと考えているのですが,総務省の働きかけでもっと料金が安くなるのであれば,積極的に考えなくてはならなくなるでしょう。

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一般ユーザーを守ってください!

 結局は今回のように「値上げ」になるのです。
 そもそも総務省は国民の負担を減らす…という名目で動き出しているはず。しかし,本ブログでも何回も声を上げているように,結局国民の負担が増えているのです。

 全くズレているのです。どう考えても頭のよい人が考えた政策とは思えません。
 また,大手キャリアも,自分たちの利益ばかりを追求したその場しのぎのプランばかり考えているからこのような事態になっているのでは? 回線品質の維持・拡大,来る5G化に向けての投資など,事情があるわけですので,ある程度の儲けを出すことは構いません。
 しかし,儲けすぎてはいませんか?
 あんなにテレビCMを打つよりだったら,その分値引きをして顧客に還元した方がいいのでは?

 スマホの回線は,もっと一般のユーザーに近いものになるべきです。サービスにおいても,利用料金においても…。 

 

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