2020iPhoneの行方は?
iPhone11シリーズ発表前から,話題の中心が「2020iPhone」に移っていたことは,記憶に新しいところです。
iPhone11シリーズの大きな変更が見込めないこと(人気薄になるかと思いきや,意外な人気ぶりですが…)に加え,来年度は「5G化」「ノッチ消滅?」「TouchID内蔵ディスプレー」等,大きな変革の年になることが予想されていたからです。
実際,そのネーミングに関しても,「11S」はスルーして「12」になるとの情報が駆け巡っています。iPhone7→iPhone8と同様の現象ですが,こちらに関しては「3年周期」という最近のモデルサイクルを考えても納得のいくものです。
さて,結構前の情報になりますが,Ben Geskin氏が,Appleが2020iPhoneについて様々な試行錯誤を行っているという内容をつぶやきました。
これについてふと考えたことがあります…。
すでに大詰めを迎えている2020iPhoneの試作構想
まずもって2020iPhoneに関する情報は,一時期の革新的なものに比べてやや落ち着きを取り戻しているかのようです。
というのは,iPhone11リリース以前は,「5G」「TouchID内蔵ディスプレー」の新機能盛り盛りに加え,以前は「ノッチ縮小」という噂が主流であったのにもかかわらず「ノッチレス」というおまけまでくっつき始めていました。
しかし,次第に「5G化は2021年にずれ込むかも」「TouchID内蔵ディスプレー化も不透明」「ノッチは残るかも…」などと,もしかするとこれでの期待通りにはならないかも…とする情報が主流となってきています。
今回のBen Geskin氏の情報でも,ノッチに関しては「ノッチ縮小モデル」と「ベゼル埋め込みモデル」の両方を試しているように書かれています。5Gアンテナも試しているようで,一応は5G化ありきで進んでいるようですが,こちらも万全ではない上での試作だと考えられますね。Apple製モデムを搭載するのは2021年になるという情報も忘れてはなりません。
気になるのは「TouchID内蔵ディスプレー」に関する情報が最近出回らなくなってきたこと。最近のSamsungの事件もありましたので,やはりこの技術はなかなか難しいものなのかもしれません。
ここでふと思います。
現行iPhone11Proのトリプルレンズに関して…。「3眼化」の情報は早い時期から出ていましたが,当初はiPhoneXSの2眼の下部にもうひとつ縦並びに配置するという画像が出回っていました。そして,あのスクエア配置のデザインの画像がリークされたのが2019年1月のはじめです。
私も,この画像を見た段階で,「斬新すぎる!」「これはない」「デザインセンスかけらも無い」と酷評しております。だって,あのデザインは誰が見ても驚きましたよね…?
しかし,結局は,デザイン的にいえばほぼそのままの形で現在のiPhone11Proに繋がっています。この後も様々なデザインのリークが出ましたが,スクエア配置のデザインも消えずに残り続けました。当然ですよね。実は「当たり」だったわけですので…。
何が言いたいかと言えば,
「2020iPhoneの根幹的な部分は2019年中に固まってしまう」
ということです。
そして,特にノッチやTouchID内蔵ディスプレーという部分は,「デザイン面」での根幹になる部分ですので,最も早く「搭載するのかしないのか」を決定しなくてはならない事柄だと考えます。
だとすれば,Ben Geskin氏のリークのように,現在様々な形で試作されているものの中から絞り込まれ,もうしばらくすると「2020iPhone」の基本形態が出来上がることになるということでしょう。
そう考えると…。
何かドキドキしますね!