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仰天! 「AppleStore+3大キャリア契約」でiPhone11がシリーズが2万円弱の割引〜Apple自らそれをやっちゃあダメでしょ!〜

Appleブランドの意義が…

 Appleと言えば,「値引きをしない」ということが弱みでもあり,強みでもあり…。 

 しかし,企業のイメージや価値,デバイスのリセールバリューに関しては「プラス」に働くことが多く,Windows,Android系を扱う他メーカーとの差別化という意味でも,Appleのこの戦略は意義があることだと考えています。
 昨年度のiPhoneに関しては,あまりの不人気ぶりに国内でも若干の割引がされるキャンペーンなどがありましたし,中国では早々から継続的な値引きも行われていたようですが…。

 しかしiPhone11シリーズは堅調な動きをしていることもあって,「値引きとは無縁だな…」と勝手に判断していたのですが,ここに来て驚きの情報です。
 なんと,大手キャリアで購入するよりも2万円近くお得に購入できるキャンペーンが始まりました。しかも,「Appleが3大キャリアをお助けする」ような形態の,非常にいびつなキャンペーンです。

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何でAppleが3大キャリアの肩をもつ?

 好調な売上を堅持しているといわれるiPhone11シリーズの割引?
 しかも,本来Appleが販売しているSIMフリー版ではなく,docomo,au,SoftBankとの契約を斡旋し,しかもキャリアの端末価格よりも2万円も値引いた上での契約を,実店舗の「AppleStore」で行ってくれるというのです…。

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 もはや意味が分かりません。
 なぜこの時期の割引?
 なぜ3大キャリアの割引をAppleが?
 なぜSIMフリー版は割り引かない?

 Appleの販売戦略で,ここまで「ブレ」を感じた経験がないため,正直混乱している状況です。
 しかも,上記の「疑問」の他に,
「発売直後に3大キャリアで契約したユーザーだけ損をする!」
という思いも重なっているわけで,かなり納得がいきません。

 私なりに予想してみたのですが…。どう考えても理由が1つしか浮かびません。
 それは,
『「48回払いによる実質半額」という売り方ができなくなったために,3大キャリアでの売上が鈍化した(あるいは今後の鈍化に備えて)…』
ということです。 

 11月以降は私が契約しているauもdocomoのような「36回払い契約,24ヶ月支払いで1ヶ月分免除」という形式に変更されました。しかし,11/7時点で,この「36回払い」の料金シミュレーションができるページが掲載させていないように見受けられます(もし見落としていたら済みません)。
 現状,「6ヶ月1000円ずつ」というような短期的な値引きキャンペーンしか見えてきておりませんので,24ヶ月で買い換えるようなユーザーにとっての「実質値上がり」が今後も続いていくはず。
 今回の「3大キャリアに絞った大幅値引き」は,この部分を穴埋めするための,大人の事情が働いた苦肉の策なのではないでしょうか?

 

何故Appleが? 何故実店舗のみ?

 しかし,それでも疑問が残ります。

 ①なぜAppleが窓口になる必要がある?
 ②なぜ実店舗のみ?
という点です。

 ①に関しては,総務省からの所謂「値引き上限2万円」という条件と関係がある?
 今回の「値引き」が,ギリギリ2万円以内の収まっているのは,単なる偶然とは思えないのですが…。
 だとすれば,Apple側で2万円,キャリア側での実質割引きが端末価格の1/3(36回払いの場合)という割引形態が,お上の意向に沿うものかどうか…。非常にグレーなのではないでしょうか?

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 ②に関しては全く分かりません。
 グレーゾーンをかわすためには,Apple側が「店頭対応」という形をとる必要があったのか?
 しかし,当然これに対しては,
「AppleStoreの実店舗が近くにないユーザーのことは無視していいのか?」
という,強烈な突っ込みが入るはず。当然私もそのうちの一人です。平等であるべきの製造元が,自ら不平等を生み出すようなキャンペーンに加担するなんて…。

 Appleは,我々に説明責任があるはずです。
 今回のキャンペーンの真意を,いち早く公表していただきたい!

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