Appleが心配する「耐水性を得たAirPods Pro」への誤解
これまでのAirPodsでも,結構ハードな使い方をしてきました。
「AirPods+AppleWatch」の組み合わせは,ワークアウト時の最良の組み合われです。従来のAirPods時代も,防水性や耐水性がないとを承知の上で,汗をかく状況下で使ってきました。
さすがに雨が降ったときには使用を控えましたが,ワークアウト後にすぐさま拭く程度の簡単なメンテナンスで,ノントラブルでここまで来たここともあり,AirPodsも使い方さえ間違わなければ,「意外といける」という感覚をもっています。実際Appleも,かなり厳しめの設定でユーザーには伝えているでしょうから,余程無理な使い方をしない限りは案外大丈夫…という具合で提供しているとは思いますが…。
しかし,今回の「AirPods Pro」に関してAppleは,ついに「耐水性」という言質を与えました。つまりは,ワークアウト時の汗,多少の雨程度等,常に水に浸るような状況下でなければ,使用OKということです。このお墨付きは大きいですね。
まあ私は,ワークアウト時にProのこもった音は聴きたくありませんので,今後もAirPodsを使用していきますが…。
さて,その「耐水性」に関し,Appleは相当心配しているようです。
何かと言えば,ユーザーが「耐水性」と「防水性」とを誤解するのではないか…という点です。
この度,Appleの「AirPodsサポート」のページにAirPods Proのお手入れ方法に関する記事を掲載しました。繰り返し,「防水ではありません」ということを強調する内容になっています。
「汗をかいても大丈夫」だが…
その「AirPodsサポート」のページがこちら。
その中に「AirPodsをきれいに使う」というコーナーがあります。
この中の「お手入れ方法」をクリックすると,以下のように記述されている部分があります。
とにかく強調しているのが「本体の水洗い禁止」。ぬらした布で拭き取ってすぐに,そして完全に乾かすことを繰り返し記述しています。
また,「お手入れ」のコーナーなのにProの「耐水性」に関する注意喚起。ユーザーが調子に乗ってあらぬ使い方をしないように求めています。
さらに「Proの体感・防水性能について」をクリックすると以下のような記述が…。
AirPods Pro の耐汗・耐水性能について - Apple サポート
まずはProが「耐水・耐汗仕様」であって「防水・防汗仕様」ではないことを再確認しています。別項目となっている「お手入れ方法」の欄とかなりの内容がダブっているということ自体,Appleがかなり神経質になっていることが分かりますね。
また,充電ケースは「耐水・耐汗仕様」ではないことも重ねて言及しています。これだけAppleが書いているのですから,ユーザー側がやらかしてしまった場合には,情けなく「有料修理」という現実が突きつけられることになるでしょう。
しっかりと各AirPodsの仕様を確認した上で,「自己責任で」使用していきたいものです。