さて,「EOS RP」をどのように使う?
前回は,iPhone11Proのカメラに限界を感じ,「手軽さ」と「画質」の両立を図るためにCanonの「EOS RP」を下見に行くことに…ということをお伝えしました。
…結果として,その場で即断。購入しました(在庫はなく,1〜2週間待ち)。
決め手はやはり「軽さ」と「大きさ」。
画質に関しては同じくCanonの一眼レフ「6DMarkⅡ」と同等という情報は仕入れていましたので,全く問題なし。なんといってもこれまで利用していたのが「5DMarkⅡ」でしたので,特に暗所性能は格段に向上してることでしょう。
現在の「5DMarkⅡ」にはグリップを付けて縦位置での構えにも備えていたわけですが,当然筐体はそれなりの大きさになってしまいます。個人的にはこの大きさには慣れています。NikonD2xも使用していましたし,初代5Dにもグリップを付けていましたので。
そのような私が,キタムラで「EOS RP」をもたせてもらったところ,
「手の中にすっぽり収まる感じが心地いいな…」
と感じたわけで…。その心地よさは想像以上でした。
この「EOS RP」に,巨大なレンズを付けてしまったのでは「機動性」も何もありません。結局はこれまでと大して変わらないことになってしまいます。
というわけで,「RF35 MACRO IS STM」とのレンズキットを購入し,この単焦点レンズ専用機として使用する決意を固めました。
すぐに手に取れる存在に…
iPhone11Proのカメラの魅力は,なんと言っても「取りたいときにすぐさま手にできる」ということにつきます。その上,年々画質が向上し,画質にこだわらないのであれば,誰がとってもそこそこの写真が撮れるようになりました。また,ナイトモードを使えば,一眼では撮影不可能な写真も撮れます。
というわけで,私が「EOS RP」に求めるのは,iPhone11Proとまでは行かないまでも「機動性」です。これまでの5DMarkⅡ+どでかいレンズでは,どうしても持ち運びの際にそれなりのカメラバッグを用意しなくてはなりませんでした。つまり,どうしても「普段使い」にはならないわけです。
これが「EOS RP」であれば,常に普段使用しているバッグにストンと入れることができる大きさです。欲を言えば,「RF35 MACRO IS STM」がもう少しコンパクトだったら…。「RFレンズはコンパクト…」という前評判とは違い,このレンズ,結構かさばります。長さが…。まあ,これまで使用していた2.8通しのLレンズと比較すると問題は無いのですが。
使用形態は以下の通りになるかな?
②若干画質・作品性を意識したスナップ→「EOS RP」
③目的意識をもって「今日は撮るぞ」と気合いを入れたとき→5DMarkⅡ
これまでは単焦点をあまり使用したことはありませんでした。どうしてもズームの方が使い勝手がいいもので…。
しかし,そのために装備が重量化して機動性を失ってきた事実は否めません。今回「EOS RP」を手にすることで,「自らが動いて画角を決めてf1.8というレンズの特性を楽しむ」という,撮影の基本に立ち戻れるような予感もしています。
さて,心の準備は整いました。
あとは「EOS RP」の到着を待つばかりです。