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「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える⑦〜「超高感度撮影時(iPhone11Proナイトモード)」の現実を比較する/iso12800を稼げればナイトモードも適わない

いよいよナイトモード・超高感度対決!

  スマホカメラの急速な発展と限界を考え,いつでも手にできるフルサイズ一眼を手にすべく,Canon「EOS RP」と比較していくシリーズ第7弾。 

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 前回は室内での中・高感度時の画質について確かめました。

>「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える①〜iPhone11Proの写真は素晴らしいが…〜 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎

「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える②〜「EOS RP」をどのように使う?〜 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎

「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える③〜「EOS RP」を選択したもうひとつの理由「デジ一生き残り編」〜 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎

「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える④〜「EOS RP」を選択したもうひとつの理由「取捨選択編」〜 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎

「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える⑤〜「EOS RP」到着! 一眼レフとの大きさの違いを見よ〜 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎

「iPhone11ProとCanonのミラーレスEOS RP」今時のカメラ・写真を考える⑥〜「中・高感度撮影時」の現実を比較する→EOS RP iso12800とiPhone11Proが同等?〜 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎 

 今回は,iPhone11Proの売りである「ナイトモード」が発動するような超高感度対決です。

 前回の室内撮影時では,iso12800程度までであれば明らかに「EOS RP」の優位性が見て取れましたが,それ以降は急速に「溶けていく」Canon特有の画質の悪化が見られ,かえってAI処理が大前提というiPhone11Proのよさが生かされる場合がある…という結果になりました。

 さて,夜中の町角に出かけた今回の撮影ではどのような結果になるのか…?
 今回も,EOS RPの画像をiPhone11Proに合わせてリサイズしてから比較していきます。(EOS RPは全て「RF35 MACRO IS STM」を使用)

 

EOS RPはあくまでも「写真」で安心…キーはやはりiso12800か?

 実際の写真を元に考えていきます。

 まずは夜の建物の写真。どちらも,室内から灯りが漏れており,周囲には外灯がともされている状態です。それでもかなりくらい印象ですが…。全て上がEOS RP,下がiPhone11Proになります。一部を拡大しています。iso12800。

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 明暗差が大きいのがEOS RP,iPhone11Proは全て均一な明るさですが,非常にのっぺりとしています。
 明るい部分はEOS RPの方がしっかり解像していますが,暗部は非常に混沌としてしまっています。大してiPhone11Proは,EOS RPでは暗くなっている部分も明るく…。これぞAIの力。平均的に見て,やはりこのiso12800程度が同レベルのポイントか?

 ちなみにこちらがiso8000画像ですが,こうなるとすべてに渡ってEOS RPが完勝です。

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 もうひとつ建物。EOS RPはf8,iso8000の一部拡大です。

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 EOS RPはお見事。iPhone11Proは,やはりバリバリの画像で,非常に不自然。画面が均一に明るいのは非常に素晴らしいのですが,機械的に無理をしているのがよく分かります。シャープネスのかけ過ぎ,ノイズ等の問題もありますが,この「全てが均一の明るさ」という点も,立体的に見えない原因になっているのかもしれません。

 お次は暗い路地。EOS RPはf2.2,ss1/6,iso6400と,できるだけ好条件になるようにセッティングしています。実際は外灯の明かりしか見えないくらいの真っ暗状態です。

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 一見どちらもよく写っているように見えますが,拡大してみると…。

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 これはEOS RPの完勝です。
 個人的にiPhone11Proのナイトモードは「強い」というイメージがあっただけに,EOS RPがisoを間違えない限りはiPhone11Proには負けない…という確証を得た画像でもありました。

 

結果が逆転する意外なシチュエーションも…

 では,すべてに渡ってEOS RPが優れていたかというと,ごく稀に逆転現象が起こることも…。

 それは,周囲の光量が殆どないようなシチュエーション。
 例えば下の写真は,周囲がほぼ真っ暗。EOS RPはiso40000でしか撮影することができず,iPhone11Proの完勝です。

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 EOS RPはノイズもひどく,逆にiPhone11Proは何故こんなに解像できるのか…と思えるほどによく写っています。iso40000の状況ですよ!

 しかし,下の車前方部の写真は,iso40000の状況下で,明らかにEOS RPのノイズが少ないのが分かります。こちらはEOS RPの圧勝。

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 次回は,屋外での明るい状況下での写りを比較していきたいと思います。
 お楽しみに!

 

 

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