昨年のボディーポシェットに引き続き…
このシーズンになると,土屋鞄製造所からの誘惑が…ということで,クリスマス限定品の報せが届いたことは以前にお知らせしました。
この記事の中でも,
『シボ模様と独特のしわをあえて残した独特の模様の上に,「ホワイトワックス」を纏わせている…』
という「フロスチア」に惹かれる…ということを書かせていただきました。
表面のホワイトワックスを残してもよし,付属するブラシで早めにそぎ落としてもよし…。多様なエイジングの仕方がユーザーに任されるという考え方にも興味を引かれたからです。
このフロスチアシリーズ,11/22に予約受付が始まったのですが…。
昨年のチムニーグレーのボディーポシェット同様,我慢できずにポチってしまいました。「ブックカバー/バークグレー」です。
エイジングを楽しむ「スノーフォールバケッタレザー」
まずもってこの商品に惹かれたのは,その革の魅力です。
土屋鞄さんのHPでは,
『メイン素材の「スノーフォールバケッタレザー」は,ステアという雄成牛のショルダー部分の原皮を,イタリアの伝統を継承する植物タンニン鞣し「バケッタ製法」で仕立てたものがベース。そこに,ホワイトワックスというロウを革全体が白くなるまで塗布し,回転ドラムの中に入れて揉みほぐします。これによって表面に大小さまざまなシボ模様やトラという筋が刻まれ,非常に豊かな表情に。』
と説明されています。
私がすでに所有している「トーンオイルヌメ」の文庫カバーとの違いを楽しむのが今から楽しみです。
そして選んだ色は,当初からの一目惚れ「バークグレー」。
これ,渋くないですか?
トーンオイルヌメは明るめのブラウンですので,落ち着いた気分に浸りたいときにはこの「バークグレー」がぴったりと合いそう…。
実物の色合いや,手触りなどを確かめるのが楽しみですね〜。
ホワイトワックスは「残し」か?
現在のところは,せっかくのホワイトワックスですので,そぎ落とすことなく,自然になじんでいくのを待とうかと考えているところです。
土屋さんのHPには,ワックスを残した場合と落とした場合の「4ヶ月使用後」のサンプル写真も掲載されいています。こちら。上が残した場合,下が落とした場合…。
どうですか?
どうせだったら,ワックスが自然になじんでいく過程で描く革上の「模様」を楽しみたいとは思いませんか?
しかし,こればかりは実際のワックスの手触りにも関係してきますね。読書をする上でワックスの手触りに違和感を感じるのであれば,真っ先にそぎ落とすかもしれません。でも,土屋さんがそんな「へま」をやらかすとは思えないですけどね。
商品が届きましたら,またレビューさせていただきます。