静粛性が高まった「Magic Keyboard」
これまでAppleが執拗なまでに追求してきた「薄型化」という考えを捨ててまで手に入れたMacBookPro16インチの新型シザー式キーボード,「MagicKey board」。
概ねその評判は良好のようです。
そして,Appleがその堅牢性とともに訴えていたのが「静粛性」。
その証拠が「数値」で示されました。ノートPCで最高クラスの静粛性のようです!
https://ww.9to5mac.com/2019/11/24/16-inch-macbook-pro-keyboard-sound/
果たして求められるべきは静粛性なのか?
記事を見ると,他のノートPCと打鍵音を比較すると,16インチMacはかなり優秀だということが分かります。
逆に,これまでの「バタフライ式」の数値の高さに驚きを感じます。ダントツですもんね…。
しかし,個人的に言えば,MacBook Pro(Late2016)のキーボードが最も好きでして,更に言えば,ペチペチとやや騒々しかった打鍵音も好ましく感じていました。
配慮すべきは「周囲の迷惑にならないか」という点でしょうが,「Macのドヤッている感覚を嫌悪している」という層以外ではそんなに苦情がないように感じていたのですがいかがでしょうか?
iMac用の「Magic Keyboard」と同等ということは,従来の「しなやかさ」「滑らかさ」「指に吸い付くような感覚」はなくなった…ということでしょうから,「質感」の面が心配ではあります。
デスクトップ用のMagic Keyboardを使用して,「心地いい…」と感じたことはあまりないのですが…。実用面でいえば,素早いタイピングが可能だという意味で最高だとは思いますが。
iPhone・iPadでの指での操作やApplePencilでの入力,トラックパッドのミラミルな操作性と上質なタッチフィーリング等,Appleはこと「入力」という部分における感覚的な上質さに関しては妥協しないメーカーだと感じています。
しかし,「Magic Keyboard」には艶やかさを全く感じない…。
今後しばらく「Magic Keyboard」がMacの標準となるということであれば,Appleの方向性として非常に残念だと考えざるを得ません。堅牢性と艶やかな打鍵感を兼ね備えてたデスクトップ用キーボードをAppleが開発してくれるのであれば,3万円でも購入します。
だって,Macを利用する上で最も頻繁に触れる装置,それがキーボードなのですから…。