MacBookからのワイヤレス充電?
iPhone11シリーズに,双方向ワイヤレス充電機能が内蔵されているにもかかわらず,ソフトウェアレベルで機能が押さえ決まれているという情報はかなり衝撃的でした。
しかし,Appleが各デバイスの電力を「互いに融通し合う」ことに本腰を入れつつあることは事実です。特にiPhone11Proシリーズはバッテリーもちが半端なく向上しましたので,「少しくらいWatchに分けてあげても…」という論理は分からないではありません。
そして…。
今回は,MacBookからの「お裾分け」に関する記事です。
将来的に,MacBookからiPhoneやWatchにワイヤレス充電できるようになるかも…という話題が来ています。
問題点もてんこ盛り…
まあ,考え方は分かりますよね。
最もバッテリー容量の大きいMacBook系から,iPhoneやWatchにワイヤレス充電する…。
しかし,結構な問題が転がっているような気がします。
①Watchは本当に充電できる?
最大の懸念がWatchへのワイヤレス充電です。
何が心配かというと,「AirPower」でさえ断念したのに,本当にWatchに充電できるのか…ということ。
個人的にWatchのワイヤレス充電で最も問題なのは,背面の「ラウンド構造」だと考えています。AppleWatchでは,背面の充電面がドーム状に山なりになっており,純正の充電器はこの部分をすっぽりと覆うように中央部がえぐられたような形状になっています。
通常のフラットなQi充電器でWatchへの充電が難しいのがこの構造故であり,AirPowerやiPhone11での双方向ワイヤレス充電が頓挫したのも,このためだと考えるわけです。
まさか,MacBookにへこみ部分を付けるわけにも行かないでしょうから,もしこれが可能なのであればAirPowerだってできるよね…ということになるのでは?
②使えませんが?
まずもって上記の画像を見たときに感じたのは,
「充電していたら,MacBookが使えませんが…」
ということ。
キーボード下部に充電部分を設置するようなレイアウトになっていますが,さすがにここに置かれてはキーボードやトラックパッドの操作ができません。
iPhone11等を充電できるのはMacBookを使用していないとき限定?
それでは,何かがおかしすぎませんか?
この他にも,MacBookに充電していない状態で他のデバイスに充電するとなると,「MacBookのバッテリー残量」が気になってしまいます。そんなに長持ちしませんからね,MacBook系。他にお裾分けするだけの余裕は…ないんじゃないかな?
問題は山積みのようです。
ワイヤレス充電の可能性は模索が続く
一時期,
「近いうちに,公共の場などにQi充電器などが置かれ,誰でも気軽に充電できるようになる…」
という情報も飛び交いました。
しかし,そのような世の中にはなっていないのが現実。つまり,各企業も,我々ユーザーも,この「Qi充電」を完全にもてあましているように感じます。
また,どうしてもデバイス本体が過熱してしまうのがいやで,私は最近Qi充電を使用していません。iPhone11Proが純正でも高速充電に対応したこともあり,もっぱらケーブルがうじゃうじゃしている状態ですが,不思議と不便は感じません。
果たしてワイヤレス充電は今後どのように進んでいくのか?
非接触系で,電波で充電できるようになったりすると,「発熱」という問題がクリアになるのでしょうか?
5年後,何かしらの変化が起こっているものでしょうかね?
皆さんはどう考えますか?