「MiniLED化」の流れが進む?
iPhoneXでApple史上初めて採用された「有機ELパネル」。
私はiPhoneXS,iPhone11Proと継続して使用していますが,その魅力は非常に大きいです。現行iPhone11に抵抗があったのは,もちろんカメラの質もありますが,やはりディスプレーの仕様が最大の原因です。
「Liquid Retina LCD」は確かに綺麗です。「色鮮やかさ」という部分においてはむしろ有機ELパネルよりも上を行くかもしれません。しかし,やはりバックパネルの影響で輝度が高く,目への刺激が大きいと感じます。一旦有機ELパネルに慣れてしまうと,逆戻りできないほどの違いを,私としては感じます。
本ブログでは,以前から,大画面であるiPadやMacこそ,有機ELパネルの恩恵を受けやすい…ということを主張してきました。
しかし,Appleは「有機EL系」ではなく,「液晶系」の近未来を描いているようです。
2020年のiPad,MacBookPro16インチに搭載か?
記事では,
『Appleは2020年後半に「A14X」チップを搭載したハイエンドの次期「iPad Pro 12.9インチ」や次期「MacBook Pro 16インチ」など,ミニLEDディスプレイを搭載した4〜6製品を投入することを計画している』
とされています。
現状,「次世代パネル」として話題に上がるのは,液晶の進化形「MiniLED」と有機ELの進化形「MicroLED」です。
同じ液晶系でも,「MiniLED」は「黒を通電しない」という意味では有機ELパネルと同様です。しかし,あくまでもバックライトはあるタイプ。しっとりとした落ち着いた色合い…という点では,やはり有機EL系が有利だと思いますので,本当であれば,OLEDやその先のMicroLEDを期待したいのですが…。
コスト面,歩止まり面,焼き付き等の影響を考えると,当面「MicroLED」は夢のまた夢なのかもしれませんね。
MacBookPro全面改定の可能性は?
さて,先日はMacへの「Face IDカメラ投入」に関する記事を書きました。
この中でも,このような大きな変化を機に,「フルモデルチェンジ」の可能性があるのではないか…ということについて言及させていただきました。
今回記事でMiniLEDが搭載されるMacが登場するのは「2020年第4四半期」とされています。つまり,Face ID搭載時期と全く重なるわけです。
認証方式の一新に,ディスプレーの一新が加われば…。それはもう「フルモデルチェンジ」という捉えをしてもいいのではないでしょうか?
もちろんその際には,多少なりともスタイリングやTouch Barを含めたインターフェースの一新にも繋がるのではないかと予想されます。
さてさて,ディスプレー素材の改訂がフルモデルチェンジを連れてくるのか?
「16インチ」に引っかき回された感のある2019年のMacBookですが,2020年も目が離せそうにありません。