「Touch ID内蔵ディスプレー論争」再来!
ここのところiPhone12に関する情報が渋滞していますが,気になるのは,
「以前の情報に比べと随分と前倒しとなる噂が多い」
ということです。
今回は「Touch ID内蔵ディスプレー」のお話…。
Face IDの弱点を補完するため,Appleが「Face ID+Touch ID内蔵ディスプレー」の「W認証システム」を狙っているということに関しては,本ブログでも再三取り上げてきました。
当初は「2020年iPhone」での搭載が噂されていた「Touch ID内蔵ディスプレー」ですが,次第に「2021年iPhoneの一部モデル」「2022年iPhone」と,後ろ倒しになってきたのがこれまでの経緯です。
この間,Android勢のTouch ID内蔵ディスプレーの評判の悪さもあり,
「AppleもTouch ID内蔵ディスプレーの搭載に慎重になっている…」
と考えていたのですが…。
なんと,いきなりの噂再燃です。
iPhone12にTouch ID内蔵ディスプレーが搭載される?
「超音波指紋センサー技術」を採用か?
記事によると,
「台湾のタッチスクリーンメーカーとAppleが来週にも2020年発表のiPhoneについて協議を行うと報じられている」
とのこと。その話題の中心が「Touch ID内蔵ディスプレー」だというのです。
話合いをもつからには,「搭載の可能性がある」ということなのでしょう。
とにかく慎重だったAppleが動き出したということは,技術的な問題がクリアになった可能性もありますね。歩止まり等の関係ですぐさま搭載になるかどうかは分からないにしても…。
さて,この記事では,指紋認証のシステムとして「超音波指紋センサー技術」を搭載するとしてします。
Appleがこれまで,Touch ID内蔵ディスプレーに関する様々な特許を申請してきたことは,本ブログでもお知らせしてきました。
例えば上記の記事内で紹介しているのは,「音響パルス」を使用したものと,カメラで指紋を認証するものです。
どうやら,このうちの「音響パルス」を使うシステムが,この度の「超音波指紋センサー」に採用されているようですね。
以前の私の記事内では,
「入力デバイスの表面に触れた他の物体を音響により認識しようとするもの。要するに,ディスプレイに押しつけられた指紋を音の反射によって読み取ることを目的とした技術」
という紹介の仕方をしています。
問題は,一度は登場が危ぶまれていた技術が,本当に「復活」して登場することがあり得るのか…という点です。Appleに関しては,後ろにずれることはあっても「前倒し」はなかなか無いことですので。
どのような判断で「前倒し」になったのかが非常に気になるところです。この決定が,「Appleの焦り」の現れ出ないことを祈るばかりです。
この問題は「ノッチレス」と連動する!
そしてもうひとつの関心事。「ノッチ」。
この「Touch ID内蔵ディスプレー」は,間違いなく「ノッチレス」と連動して考えられているはずです。
予想に反してノッチの大きさが変わらなかったiPhone11シリーズ。
iPhone12ではそのノッチをどのように処理してくるのでしょうか?
ノッチが残ったままでのTouch ID内蔵ディスプレー…。なんだか洗練されていないような気がします。