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それでもAppleは儲けている!〜Apple,iPhoneで世界スマートフォン業界利益の66%を獲得〜

iPhone不振と言われても…

 iPhoneの販売上の絶対性が失われて久しいですね。 

 以前は「スマホ=iPhone」という時代もありましたが,シェアでAndroid勢に超され,メーカーシェアでもSamsungに超され…。
 最近では中華スマホ勢の脅威にさらされ続けています。

 素人考えでは,売上の伸び悩みが「Appleの企業としての価値」を下げることになるのでは…とも考えるのですが,いやいやそうならないのがAppleMagicのようです。

 この度,AppleがiPhoneで世界スマートフォン業界利益の66%を獲得しているという情報が公開されました。

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Apple高利益化の仕組みとAndroid勢の苦境

 記事によると,調査会社Counterpoint Technology Market Researchの調査で,Appleは世界スマートフォン市場において,業界利益の66%,売上高全体の32%を獲得していることが分かったということです。

 それを表すグラフがこちら。

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 このグラフを一目見て感じるのは,Appleとそれ以外のメーカーとの格差です。
「こんなに離れていていいの?」
と素直に感じてしまうほどの大差…。

 苦境に立たされている…というiPhoneのイメージとはかけ離れたデータとなっていますね。
 つまりは,
「iPhoneは利益率が高い!」
という一言に尽きます。

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 スマホの売上高自体は全体の「32%」でありながら,利益が全体の「66%」って…。言葉は悪いですが,ぼろ儲けってことですよね。
 まあそこには,製造を人件費の安い海外に移すことで製造ラインをもたないという事業形態を編み出したAppleの巧みさもあるのでしょうが,それにしてもなかなかにショッキングなデータではあります。

 逆にいえば,販売自体ではAppleを超えていたり,急伸したりしているSamsungや中華勢が,「利益を取れていない」ということになります。
 SamsungやHUAWEIは,Apple以上に多岐にわたる事業展開をしている(というか,Appleがこれだけ狭い範疇で商売しているのにこれだけ儲けているということ自体が異常!)ことで,この「差」を埋めているということなのでしょう。

 果たして,今後中期的に考えた場合,Apple式,Android勢式,どちらのやり方が生き延びることができるのか…?
 そんなことにも興味が湧いてくる内容に感じます。

 

今後の展開は?

 いかに「利益率」が高い商売をしているとはいえ,販売自体が伸びないのでは先はありません。恐らくAppleも,そこら辺を考えての「2020年春のiPhoneSE2(9)」の発売ということなのでしょう。

 ハイエンドだけでなく,ミドルレンジでもiPhoneが売れたら…。
 押しているとみられていたAndroid勢も,危機感をもっているかもしれません。しかし,AppleとしてもSE2が思ったよりも売れなかったら…と,以外に臆病になっている部分があるのかもしれません。

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 投入するモデルの性能,価格設定,発売時期…。
 様々な要因がその時々の売れ行きを左右することになるはずです。短期的にも,中・長期的にも,今後のスマホ販売に関しては,これまで以上に各メーカーが考えを巡られることになるそうです。

 

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