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2020年 iPhone周辺の「独占」が崩れていく? ①「有機ELパネル編」

2020年は激動の始まり?

 2020年は,様々な分野において激動の始まりとなる年になるかもしれません。

 スマホ関連でいえば,「5Gの本格実施」の年に当たります。一般ユーザーにとって,「どんなメリットがあるか…」今ひとつ先が見えてこない「5G」ですが,その「できることの内容」に加え,「実限度」「必要感」「浸透スピード」等,課題は山盛りです。

 より狭い視野で考えると,iPhoneにとってもこの2020年は大きな変化を迎える年になるかもしれません。
 まずは3年周期のフルモデルチェンジの年。iPhone12全てに有機ELパネル搭載。ミドルレンジiPhoneの春先発売…。これまでにはない変化がこちらも山盛りです。

 そんな中,これまでiPhone関連で「独占」的に生産されてきた部品の門戸が,他のメーカーに開かれるかも…という話題が気になりましたので,取り上げてみたいと思います。

 今回は「有機ELパネル」,次回は「Aチップ」について。

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Samsungの「独占」が崩れる?

 iPhone用の有機ELパネルは,ここまでSamsungが独占的に生産してきたわけですが,記事によると,

・中国のディスプレイメーカーBOEは,2020年にもiPhone向けに有機EL(OLED)ディスプレイを供給し始める

・BOEは,2020年にもAppleにOLEDディスプレイパネルの供給を開始するとみられており,2021年に4,500万枚のOLEDディスプレイパネルを出荷すると見込んでいる

ということです。

 iPhone12用の有機ELパネルに関しては,これまでも韓国LGが生産に加わるという情報もありましたし,この情報が確かならば,Samsungの独占が一気に崩れ,今後は激しい競争が起こりそうな予感です。

 この変容の裏には,
「有事のことを考え,できることならば複数メーカーに生産を委託したい」
というAppleの方針と,
「有機ELパネルの技術自体が一般化し,Samsungの強みが薄れてきた」
という物理的な要因とが重なっているのではないかと考えます。

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 このBOEというメーカーは,HUAWEIのスマホパネルを手がけているということで,新興メーカーではありながら,それなりの信頼性はありそうです。また,信頼性がないメーカーにAppleが生産を委託することもないとは思いますが…。

 以前,生産メーカーの違いによって,いわゆる「尿液晶」とよばれた黄ばんだ色合いの液晶が出回ったことがありました。
 生産を分散させること自体は非常に健全なことだとは思いますが,Appleには生産の管理体制を十分に整えていただきたい!

 

JDIと次期技術と…

 さて,Samsung,JG,BOEと出てくると,やはり気になるのが「JDI」の動向ですね。
 先日は,JDIのパネル向上を,Apple・シャープ連合に売却する…という報道がありました。

 やはり,経営は相当に厳しいわけです。通常の会社だったら,とっくに潰れているかと…。
 もし,この向上をApple側が購入したとすると,一体何のパネル生産に活用するのでしょうか。それこそ有機ELパネルなのであれば,これまでの「外注」というスタンスよりは,より「自社生産」に近い形で効率よく生産できるはず。

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 しかし,iPhone用パネルにおいて,JDIの名前がなかなか出てきません。
 これは一体何を意味するのか?

 単純に,それだけの生産量をこなすにはもう少し準備期間が必要なのか?

 それとも,JDIには有機ELパネルではなく,MiniLEDやMicroLED等の「次期パネル」を委ねようとしているのか?

 何はともあれ,「枯れた技術」になっている有機ELパネルの「次」を,Appleは睨んでいるはずです。その中にJDIは入り込めるのか?
 また,Samsungは「次」でも天下をとることができるのか?

 油断していると,「シャープの二の舞」になることだって考えられます。
 10年後,この業界の勢力図がどのようなになっているかなんて,誰にも予想ができないですね…。