「合格点」ではあるものの…
Home Podに変わる「丁度よい,ちょい聴きスマートスピーカー」を求めて,BOSEの「PORTABLE HOME SPEAKER」を導入したシリーズの第3弾。
前回は,音質に「癖」はあるものの「合格点」の音質であることをお伝えしました。
しかし,そもそもAirPlay対応機である本機が,肝心のAirPlay再生のみができないという残念な現状。
よって,必然的にBluetooth接続で利用しているのですが,このBluetooth接続がなんとも微妙なのです。この機種。
総じてBOSEの機種は「接続に難あり?」とさえ感じてしまうくらい…。
「切り替え」が機能しないことがあるBluetooth
Bluetooth接続のどの部分に課題があるかといえば,ズバリ「切り替え」です。
まずは初めて何かしらのデバイスに認識させる場面。
iPhone,iMacともに,「PORTABLE HOME SPEAKER」がBluetoothに表示されなかったり,表示されるまでにかなり時間がかかったりということが続きました。今まで私が経験したBluetooth機器の中では,最遅の認識性でした。
また,一旦ペアリングが済んだ後の切り替えでは更なる困難さを感じました。
一旦iPhoneに接続させた後でiMacに切り替える…などということは,当然日常的に多用する手段であり,ここの部分がすんなりといくからこそのBluetooth機器だと思うのですが,うまく「引き渡し」ができないことが多くあるのです。
この機種,電源オンすると,以前に接続していた機種に自動的に接続しようとするのです。そのこと自体はいいのですが,どうも以前に接続していた機種を「引きずる」傾向が強いのでは…と感じます。
根本の問題である「AirPlay接続」同様,恐らく本機がかかえる最大の弱点がこの接続面なのではないかと感じます。
まあ,「据え置き利用」「接続の切り替えを多用しない」ということであれば,この問題点が全て消えるわけですが…。
なかなかにもどかしい問題ではありますね。
さて,どうしよう…
音質面ではとりあえずの「合格点」ではあるのですが,正直「さて,どうしよう…」という感じです。
まずは「AirPlay」ができていないという現状。BOSEは,将来的に「PORTABLE HOME SPEAKER」2台でのステレオ対応をもくろんでいるようで,この部分もこの機種を購入した陰の要因ともなっていたのですが,このままでは「ぶち壊し」という感じになってしまいます。
繰り返し書きますが,おそらくBOSEが提案する対応を試してみても改善しないような予感がするんですよね〜。前記事にも書いたとおり,私と同じような症状が出て,改善しなかったというレビューも見かけましたし,私の利用環境で,Home PodとヤマハのWi-Fiスピーカーは,Wi-FiのAirPlay上で全くノントラブルで利用できていますので…。
また,Bluetoothの接続問題,また,ステレオ対応できないということでの音の広がりという面での不満…。
ここでムクムクと,これまで気になっていながらも封印していたあの機種の影が頭を過ぎります。
そう,「SONOS One」です。この度第2世代になったということもあり,気になっていましたが,予算的に…ということで見送っていました。
しかし,今回購入した「PORTABLE HOME SPEAKER」も結構な値段。また,この機種も「SoundLink Revolve」同様に「30日以内返品無料キャンペーン」の適応品です。今回はAirPlay利用ができないという正当な理由もあります。このお金がそのまま戻ってくることを考えると…。
…正に「さて,どうしよう」です。
迷ったまま,次回に続く。
BOSEの対応やいかに…?
SONOSの行方は…?