GalaxyS20の行方は?
毎年この時期になると,iPhoneのライバルとなるGalaxyの新製品に関する情報が飛び交います。
今年もSamsungは,2月にバルセロナで開催される「MWC 2020」で新製品のお披露目を行う予定のようです。
そして,Galaxyの時期フラッグシップの名称が,「S11」とはならず,一気に「S20」にまで飛ぶようだ…という説が有力になってきたようです。
「一億画素」を含む5つのカメラ…
記事によると,時期フラッグシップは,
S11e → S20
S11→ S20+
S11+ → S20 Ultra
のように名称が変更になるのだとか。
これまでの中心だった「無印」が「+」になるということで,ちょっと紛らわしいかも…。「20」という数字については,2020年ということと,新たな段階に入るという思いが込められている?
そしてなんといっても「売り」はカメラのようです。
なんと「5眼」カメラ。以下の記事では,
1億画素のカメラや5倍光学ズーム,夜景ハイパーラプス,垂直方向のパノラマ,8K動画撮影に対応する
と記しています。
今年もスマホの話題の中心はカメラになるのか?
そして…「Touch ID廃止」の噂
と,ここまでは想定内ですので,大して驚きませんが,問題はここから…。
上記「iPhone-Mania」さんの記事の中に,
「Touch IDが廃止される」
という見逃すことのできない文言が…。
GalaxyS10で最先端のTouch ID内蔵ディスプレーを搭載したSamsung。しかし,保護フィルムの干渉問題があったり,指紋認証の速度や精度に関しては,かなり厳しいレビューがあったりしたことは事実です。
しかし,次機種でいきなり廃止します?
何という節操のなさ…。少なくてもこと「認証」という最も重要視されるべき項目に関しては,明確なビジョンをもった製品開発と,責任ある技術提供をしていただかなくては困るのですが…?
Galaxy Foldの際もそうでしたが,「最先端のものを真っ先に導入する」ことが第一義になっているようで,Samsungにはなかなか飛びつけません。
そして,本命はこちら。
先日,iPhone1Proでは,
「Face IDが廃止されTouch ID内蔵ディスプレーへと移行する」
という情報を紹介したばかりです。
この,SamsungとAppleの考え方の違いが非常に気になるのです。
そもそも,iPhoneXで,
「Face IDの方がTouch IDよりもセキュリティ面で優れている」
ことを売りにしたのがAppleです。
しかし,「Face ID +Touch ID内蔵ディスプレー」のW認証システムに先に辿り着いたのはSamsungでした。
私とすれば,S10の教訓を受け,次機種ではTouch ID内蔵ディスプレーの信頼性を上げることに注力するのでは…と考えていたのですが,まさか手を引く動きがあるとは…。
また,「言い出しっぺ」のAppleが,その大義を捨ててTouch ID内蔵ディスプレーへの道を進もうとすることにも大きな違和感を感じます。
一体スマホの認証システムは,どこに行こうとしているのでしょうか?
誰のための,何のための認証システムなのか?
Appleにしても,Samsungにしても,目先のことだけ,自社の都合だけを考えた製品開発をしていると,ユーザーにそっぽを向かれることに繋がるかも…。