DELLの2画面PCが異次元過ぎる!
先日,「CES2020」で,Lenovoが今年半ばに実際に発売する「折りたたみPC」を発表しました。
「ついに来たか…」
という感じではありますが,ベゼルも本体の厚みもたっぷり…で,お世辞にもスマートとは言えない印象をもちました。
また,ディスプレイは有機ELではなく,LEDなのだとか…。なんだよ,液晶でも折りたためるの?…と思ったのは私だけはないはずです。
しかし…。
DELLが,コンセプトモデルではありますが,度肝を抜くようなモデルを発表しました。まさに変幻自在の「カメレオンPC」です。
画面,キーボード…自由自在!
このコンセプトとモデル,13.4インチの画面が2枚付いている本格派!
すごいのは,
・2画面を連結させて1つの画面として表示,スクロールできる
・2画面それぞれに別々の画面を表示
・一方の画面にキーボードを載せると,載せた部分以外全面がディスプレイに
・キーボードをした画面の上部に載せると,トラックパッドのように操作可能
・2画面フル表示の際,キーボードは裏面に収納できる
等々,あまりに便利すぎる機能が満載なのです。
せっかくの2画面をフル活用しようというその考え方に,ただただ感心しました。
特に,キーボードと画面の関係がすこぶる親和的です。
キーボードを使用する際には,ディスプレイが主張を抑え,使用しない際には全画面がタブレットのようになる…。
これだったら,「タブレット型 or ノート型」などといった論争をすることなく,両方のいいとこ取りができますよね。
もちろん「コンセプトモデル」でしょうから,今のところその発売時期は未定ですし,数年後に発売されるにしても,相当お高いモデルにはなるでしょう。
しかし夢がありますし,「カメレオン」のように表情を変えるその姿が,単なる「未来的な…」ということではなく,しっかりと「実用的な」ものになっているところが素晴らしい!
この考え方,委員じゃないでしょうか?
PCにも「折りたたみ」の波?
2019年は,SamsungとHUAWEIから折りたたみスマホが登場しました。
しかし,高価な上に,耐久性等の問題が払拭されたわけではないため,全く浸透はしませんでしたね。
また,あくまでもモバイル用途の専用機であるスマホにあって,画面を開いた際のサイズがあまりに大きくなるのは,収納面でも,使い勝手の面でも,必ずしも万人の最適解ではないように思えます。
しかし…。
ことPCに関しては,折りたたみの耐久面さえクリアできたなら,今回のDELLのコンセプトモデルはかなりのユーザーの使用感にアジャストするデバイスになっているのではないでしょうか?
キーボードが邪魔になっていないところが何より素晴らしい!
さて,こんなモデルを目の当たりにし,Appleはどう考えているでしょう?
MacBookの次の「大変革」は,もしかすると更なる未来を連れてくるのかもしれませんね。
…高価すぎるのでは困りますが…。