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50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

5G対応iPhoneは売上減少に繋がる?〜5G網整備との綱引きが影響…〜

5Gの幕開けは混乱必至?

 先日,フジテレビが「5G」と「Wi-Fiの5GHz帯」とを混同して放送したという,嘘みたいな本当の話が話題となりました。 

 いやいや,5Gの恩恵を一般ユーザーに供給する側がそれでいいんかい…ということですよね。
 まあこれはひどすぎますが,一般人からしてみれば,現状の5Gの認識なんて,この程度なのかもしれません。結局は,

・5Gで実際に何ができるのかという「具体例」が示されていない(全体イメージのみが先行)
・「いつになったらどの程度…」という進行状況(未来予想図)の具体的提示がない

ということが諸悪の根源です。

 総務省は,余計な携帯キャリアへの指導などはどうでもいいので,肝心なことをしっかりとやり遂げてほしいものです。

 これ,恐らくは未だに「誰もはっきりとした見通しがない」のかもしれません。
 指導する総務省側も明確なビジョンがあるように見えませんし,通信を主導する大手キャリア側も,5G網整備に邁進することが精一杯で,「いつ,どこで,どのようなサービスを…」ということは見えていないのではないでしょうか?

 だとすれば,その5G網を「利用する側」である各種企業だって,期限を切った生産性のある仕事ができるとも思えません。非常に残念ですが…。

 そんな中,このような5G化に向けた「タイムラグ」が,iPhoneの売上に影響を与えるのではないか…という記事が来ています。

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アメリカでも2022年で「75%」!

 記事では,

「米国全体の人口の75%が5Gにアクセスできる状態を5Gが米国中に拡がった状態だとすると,それに達するのに2022年までかかる」

としています。

 まずはここが微妙な数字ですね。
 最先端を行くはずのアメリカでさえ,2022年で75%…。

 「素晴らしい!」
とは言えないような数字のような気もします。
 狭い国土の日本と,広大なアメリカとを同一の基準で比べることは難しいのかもしれませんが,それにしても25%の人々が5Gの利益を享受できないとは…。

 恐らく,大都市圏は当然早々にカバーするものとして,それ以外の整備がなかなか整わないのでしょう。波形が短いが故,地下や屋内などでの利用を考えたときに,基地局を多数つくらなければならない…などという制約があるのかもしれません。

 さて,肝心の日本における5G網の拡大はといえば…。
 このような記事がありました。

 この記事の中には,

全国を約10km角のメッシュで分割した約4,500個ある標準地域メッシュの何か所に基地局を設けるかの5G展開率で比較すると,2024年度末までの計画値はNTTドコモが97.0%,KDDI/沖縄セルラー電話が93.2%あるのに対し、64.0%のソフトバンクと56.1%の楽天モバイルは見劣りする

という記述があります。

 こちらは2024年末でほぼ日本全土を網羅する計画の(docomoとauの場合)ようです。

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 あと4年…。
 本当に実現できるのか…という疑問はさておいて,結構な長丁場となりますね。そして,私の住んでいる秋田市などの地方都市の整備は当然大都市圏よりも遅れるでしょうし,4Gのときを思い起こすと,市内の小さなエリアごとにちまちまと開通箇所が広がっていく…という,なかなか根気のいる展開だったように思います。

 今回も4G同様に開通が進んでいくとすれば,「5G対応iPhoneを購入する時期」が非常に難しくなってきますね。

 

なるほど,5G対応iPhoneの売上にも影響する

 だとすれば,当然5G対応iPhoneの売上にも直接影響してきますね。

 せっかく高額な対応iPhoneを購入しても,その恩恵に十分ありつけないようであれば,「見送り」を決断するユーザーが相当数出てくるでしょう。

 4G時の,境界エリアで電波をさがしたり,そのためにバッテリーが減っていったり…という経験を考慮すると,私自身もじっくり考える必要がありそうです。
 まあ,iPhone11Proのバッテリーもちに十分満足していることもあり,iPhone12は非常に微妙になってきました。唯一の気がかりは,「ApplePencilの対応」です。仕事上,是非とも欲しい機能ですので…。

 とりあえず,それぞれの関係部署で,「現状の進み具合」「将来の計画」「5Gの具体的な活用方法」を,明確に示してもらいたいとい考えます。

 早急に!

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