くすぶり続ける,iPhone9ノッチレスモデルの噂
3月にも登場すると言われているiPhone9(SE2)。
iPhoneのアキレス腱であった,ミドルクラス以下のレンジを埋める存在として注目されています。
大方の予想としては,
「最新のA13Bionicを搭載し,iPhone8と同様の筐体を採用した,Touch ID搭載4.7インチiPhone」
というところです。
私もこの意見に賛成です。
コストを下げるために,これまでのiPhone8の生産ラインをフル活用するのでは…という考えを,これまでもお伝えしてきました。
しかし…。
相変わらず「Macお宝鑑定団」さんは,「iPhone8の5,4インチベゼルレスモデル」を推しているようです。
本当だったらバカ売れ確実ですが…
個人的には,「ない」という考えに変わりありません。
コスト的に考えても,全体のバリエーションから考えても,この時期に全く新規のミドルクラスを投入する余裕はAppleにないと考えるからです。
以前にも記事にしたとおり,噂になっている「ベゼルレス」で「5.4インチ」の「Face ID搭載」モデルは,iPhone12インチの5.4インチモデルと混同している…とするのが最も適当なのではないでしょうか?
しかし,気になる部分もあります。
これまで「Macお宝鑑定団」さんで紹介してるモックの画像のアウトカメラが,「1眼」であることです。
iPhone11シリーズの流れで行くと,2020年9月に発表されるであろう「iPhone12・5.4インチ」モデルのアウトカメラは「2眼」であるはず。
「1眼」ということは,それすなわち「iPhone8系」であることの証明ですね。
あくまでも「ない」とは考えますが,万が一Appleが「iPhone9」に「5.4インチ・Face ID搭載モデル」を用意しているのであれば,正に「神モデル」となるでしょう。
しかし…あまりにもiPhone12と競合しすぎるのでは…?
しかし…。
あまりにも,iPhone12の5.4インチモデルと競合する部分が多いように感じます。
最も気になるのは,結構近い価格帯になりそうな2機種を,殆ど同じ筐体で設置することがあるのか…ということです。
アウトカメラや,精度が向上するという噂のFace ID等の違いはあるでしょうが,恐らく実質の機能的にはほぼ同等のものになるはず。また,ディスプレイも,液晶と有機ELの違いはあるでしょうが,ほぼ同一サイズ。
価格で考えても,iPhone9の最低価格とされている「399ドル」は当然Touch IDモデルでしょうから,Face IDモデルは相当お高くなりそう。そうなると,iPhone12の5.4インチモデルの価格設定が非常に難しくなるのではと考えます。
まあ確かに,今回のiPhone12はPro機とノーマル機両方に「6.1インチ」サイズの機種を用意するということで,若干違和感を感じるモデルラインナップになりそうなのですが…。
今回のミドルレンジiPhoneで,Appleがそこまで至れり尽くせりのバリエーションを揃えてくれるものでしょうか?