大変革が待たれるApple Watch
常時表示ディスプレイを除き,機能的・性能的に進化が止まってしまった感のある「Series5」に関し,先日は苦言を呈しました。
今年発表されるであろう「Series6」では,大変革が求められます。
それが筐体デザインの一新なのか,新たなる盤面デザインの提供なのか,それはApple次第なのですが,以前から話題になっている「側面の構成」に関しては,そろそろ回答を出す時期に来ているものと考えます。
先日の記事にも書きましたが,現在の「デジタルクラウン」や「サイドボタン」に関しては,物理キーの廃止,Touch IDの搭載ということが2年前から言及されてきました。
そんな中で先日ご紹介したのは,
「現在の突起状のデジタルクラウンが消滅し,センサー化される」
というものでした。
しかし,これまでの考え方では,Touch IDによってセンサー化されるのは「サイドボタン」という印象が強く,現在のデジタルクラウンに割り付けられている操作方法がどのような形へと変化するのか…ということについて見えない部分もありました。
そして…。
今度は,「デジタルクラウンをTouch IDセンサー化」する特許の話題が来ています。
んっ?
サイドボタンじゃなくて…?
迷走する情報…
記事によると,
アップルがデジタルクラウン(本体側面にある竜頭型のコントローラー)に指紋認証のTouch ID機能を備えられる特許を申請したことが明らかとなった。本特許は2018年11月に米特許商標庁(USPTO)に出願され,今月6日(米現地時間)に公開されたもの。アップルの特許情報に詳しいPatentlyAppleが発見して報告した。
とのこと。
特許出願の時期はかなり前のようですね。
この図を見ると,デジタルクラウンの突起は残されたままで,外側部分をTouch IDセンサー化する案のようですね。
いや〜,かなり迷走していますね。
ここまで,大きく分けて3つの案が考えられているようです。
①サイドボタンをTouch ID化する
②デジタルクラウンの突起を無くして生体センサー化する(Touch ID認証に対応するかどうかは明記なし)
③デジタルクラウンをTouch ID化する(今回の案)
Touch IDを,デジタルクラウン,サイドボタンのどちらに割り付けるか…ということは,Watchの操作方法の根幹に関わる最重要項目ですので,この点で未だに揺れている問うことに不安を感じます。
Touch ID内蔵ディスプレー化は本当にあるのか?
以前には,Apple Watchの「Touch ID内蔵ディスプレー化」の話題もありました。
Appleが,Apple Watchにおける認証システムや操作方法の進化を,どのような順位性をもって考えているのか…という部分が非常に大事になってきていますね。
数多くある考え方の中から,「これ」というものを明確にし,できるだけ早期に実現に移さないといけない段階に入ってきていると感じます。
ウエラブル端末として絶対的な強みを維持している今こそ,「次の一手」を打つべきときです!