「AirPods Pro lite」は誰のため? 何のため?
「AirPods Pro lite」の噂が流れています。
なんでも「AirPods Pro」の下位バージョンのようですが,個人的にはどう考えても納得がいかないことが多く,記事にはしないまま様子見をしていました。
「こんな中途半端なモデルを,Appleは出して来ないのでは…」
という思いがあったからです。
しかし,リークされる情報量は増えるばかり。
出るんですかね?
「誰のため?」
「何のため?」
という素直な疑問について書いていきたいと思います。
「ノイキャンなし」の衝撃
まずもって,ここまで出ている情報を整理してみましょう。
・筐体はAirPodsProと同じ
・ドライバーユニットもProと同じ
・ノイズキャンセリング機能非搭載
・価格はProとノーマルAirPodsとの中間
私がシンプルに驚いたのは,「AirPods Pro lite」が,ノイキャン機能を搭載しないという点です。
個人的には,AirPods Proの音質には全く満足していませんし,音質だけで言うならば,ノーマルAirPodsの方がクリアで聴きやすくて上だと考えています。
ノイキャンを聴かせるためにカナル式に変更されたということで,「強力なノイキャンありき」のイヤホンがAirPodsProの位置づけのはず。
それなのにノイキャンが付かないなんて…。
最新の筐体なのは分かりますが,音質がもこもこしたノイキャンレスのイヤホンを,わざわざ買いますかね?
素直にノーマルAirPodsに行った方がよっぽど幸せになれると思うのですが…。
価格設定も微妙
また,痛いことに価格設定も非常に微妙です。
以前の情報では,「ProとノーマルAirPodsの中間」とされていました。
つまり,199ドル(日本での税別販売価格:22,800円)と,249ドル(同27,800円)の間ということ。
しかし,この価格帯の中間となると,非常にタイトな価格帯の中にねじ込まなくてはならなくなります。
僅かな価格差しかないのだったら,誰だってノイキャン付きを買いますよね?
これに対し,9to5Macでは,「lite」の価格を現行のワイヤレスChargingCase付きAirPodsの「199ドル」に押さえ,ノーマルAirPodsは優先充電タイプのみにするという予想をしています。
どうですかね?
ChargingCase付きがディスコンになるというのはちょっと飛躍しすぎでは…?
私は,今後のQi充電対応を考えたら,ChargingCase付きAirPodsの価格を「17,800円」にまで下げた方が受け入れられやすいと思うのですが…。
ディスコンにするなら,ChargingCaseが付かない方…。
あるいは,ChargingCase付き,付かない方の両方を値下げして,
・ChargingCase付き→17,800円
・ChargingCaseなし→15,800円
程度にするとか。
「AirPods3」の噂もある中ですので,価格設定とラインナップのバランスは非常に重要です。Appleには間違えないでいただきたい!