衝撃の展開? iPadが先?
確かに,今年後半に「5G搭載でモデルチェンジ」という噂が先日出ていました。
しかし,当然我々は,
「今年の春か,秋か,どちらかにモデルチェンジがある…」
と捉えます。
まさか,
「春と秋に2回もモデルチェンジがある」
とは思わないわけで…。
もしこれが本当なのであれば,なかなかに衝撃的な展開になるのではないでしょうか?
iPadProが,「MiniLED」を搭載してこの秋に登場するという情報が飛び込んできました!
これでは,昨年のMacBookPro15インチの悪夢の二の舞です!
こんなに早くiPadに「MiniLED」は搭載されるのか?
本ブログでは,これまでの「MiniLED」「MicroLED」等の次世代パネルへの移行時期として,今年がその皮切りになるのでは…と予想してきました。また,以前から,両パネルの違いについての記事も書いておりますので,こちらをご参照ください。
まずもって技術面,コスト面の兼ね合いから,Appleが液晶の進化形である「MiniLED」に手を伸ばしているということはこれまでも予想が付いていました。
そして,これまでの例からすると,
「まずはApple Watchに搭載して…」
ということを大前提として捉えてきた面があります。
2020年にAppleWatch,2021年以降にiPad…という地図も描けますが,これまでは,
「MiniLEDへの本格以降は2021年では…」
と見られていただけに,いきなりiPadに搭載されるとなると,これはかなりの「事件」です。
Watchも「MiniLED」になるのか,それとも…などというまた違う方向にも疑念が広がるわけです。
記事には,
台湾のInnolux社が、今年後半に発売予定の新型「iPad Pro」向けミニLEDパネルの注文を獲得したようだ
とあります。
いやいや,本当かな?
最初にiPad?
そんなに大画面の新型パネルを,大量生産できる?
コロナウイルスの影響もあるのに?
これまでの常識を考えると,無理だと考えるのが妥当ではあるのですが…。
昨年のMacBookPro15インチの悪夢が再来か?
今回の報道が事実であり,なおかつ3月のiPadのリニューアルがあるとすれば,昨年の悪夢の再来と言えるかもしれません。
昨年の5月,MacBookPro15インチがリニューアルされ,半年後には16インチがデビュー。
CPUこそ同じものでしたが,まずは画面サイズが一新,キーボードもシザー式に改訂,更にグラフィクスも強化され…と,結構大きな改訂となりました。
もし当初から16インチの年内の発売が決まっているのなら,5月の改訂はいらなかったのではないかと考えます。
「半年で旧モデル」,しかもビッグチェンジというのは,いくら何でもやり過ぎです!
現在のiPadにこれを当てはめてみると…。
3月にカメラ周りの改良と「A13X」搭載という,従来型のマイナーチェンジを行う。
半年後(もしWatchにもMiniLEDが搭載されるのであれば,9月の改訂でも驚きません。普通であれば10月,11月に発売時期をずらすでしょうが…)に,「5G対応」「MiniLED搭載」「A14X搭載」という形で新iPadProが登場したら,目も当てられません。
モデルサイクルへの責任感について,Appleがその見識を疑われることになるのでは…とさえ思える惨劇となるかもしれません。
やはり,一流企業のデバイス,しかも定番の機種であればあるほど,モデルサイクルに関しては「ユーザーとの暗黙の了解」があるものと考えます。
これを無視して,場つなぎ的なリニューアルを繰り返すのであれば,Appleの品位を落とすことに繋がるのではないでしょうか?
ただでさえ,他のメーカーのものよりも割高な値段設定にしているのです。
自らの責任をよくよく考えた上で,スケジュールを決めていただきたいものです!
もし本当に,2020年秋にiPadが「MiniLED化」するのであれば,「3月のマイナーチェンジはいらない」と考えます。
でも嫌な予感がするなあ…。
Ben Geskin氏のケースのリーク画像もありましたし…。