次世代スマホを目の前にしたこの時期だからこそ…
先日,アメリカで行われた「折りたたみ式スマホの購入意欲」調査で,たった「2%」しか積極的な購入意欲をもっていなかった…という実に興味深い記事を目にしました。
まあ確かに,現時点では,端末の価格,耐久性に対する疑問等,なかなか一般的に受け入れられないのは分かります。
しかし,「82%」が「興味なし」というデータには,ちょっと信じ難い部分がありますね。
価格がこなれてきて,耐久性が保証されるようになったなら,私はきっと購入すると思います。
二つ折りにしたあのコンパクトさは,やはり正義です。通常時のディスプレイ割れの危険性もかなり減るでしょうし…。
日本とアメリカとでは,そのあたりの感覚が異なるのかな…と考えていたところ,「MMD研究所」が,日本でのスマホへの意識調査結果を公表しました。
実に興味深い結果です。
半数が「折りたたみ式スマホ」への興味を示す!
個々で紹介されているMMD総研のページがこちら。
この手の意識調査を継続的に行っているようですが,先日のアメリカの結果直後だけに,興味が湧きますね。
まずは,価格以外で「スマートホンの何を重視するか」について。
「バッテリーもち」が一番なんですね。
「メーカー」が2番手に来るあたり,アップル好きの国民性を如実に表しているようでおもしろいです。
バッテリーもちがよく,Apple製で…ということで,やはりiPhone11シリーズが売れるのは当然なのでしょうか?
「サイズ」が5番手なのは意外でした。
次にその「サイズ」に関する調査。
これ,思いのほか均一に割れましたね。
そして,その中でも「小型」に人気が集まっているのが,現状と異なっていて興味深い。
「小型が欲しいけど,販売されていないから選択肢に載らない…」
ということであれば,この春発売の廉価版iPhoneは予想外に売れるかもしれません。若い女性が特に「小型化」を求めているようです。
さらにおもしろかったのが,スマホをどこに収納しているか…という調査。
いや〜,実に分かりやすい。
男はずぼらにポケット,女は鞄…。そんな中でも,10代女性の「ポケット割合」が異常に高いですね。友人とのSNSのやり取りに遅れないように…というところでしょうか。
最後に「折りたたみ式スマホ」への興味。
なんと,約半数の方々が「使ってみたい」と考えているようです。これは,アメリカの調査とかけ離れた数値になりましたね。
これ,日本の「ガラケー文化」と関係がしている? パタンと折りたたむことでコンパクトになり,ディスプレイ保護にも繋がるという実用性を,身をもって知っているということなのかもしれません。
また,興味深いのは,あまりガラケーを使ったことがないであろう若者世代に「使ってみたい」という層が多いことです。
まあ,新しいものへの好奇心ということもいえるでしょうが,年配層が「一旦慣れてしまった平面タイプのスマホから脱却できない」という硬直性も感じます。
私は使ってみたいけどなあ〜。
人の意識は世の流れに左右されるもの…
現状はこうですが…。
当然,世の流れに従って,意識は移ろうものです。
果たして数年後,折りたたみ式スマホは一般のユーザーに幅広く認知されることになっているのか…?
非常に興味があります。