新生Technicsが生み出すノイキャンイヤホン!
昔ながらのオーディオシステムを経験してきた世代にとって,「Technics(テクニクス)」というブランドにはそれなりの思いがあるはずです。
旧ナショナル(現パナソニック)のオーディオブランドとして,確固たる地位を築いていたTechnics。個人的に使用したことはありませんでしたが,レコード針(カートリッジ)に気になる製品が多かったような印象があります。
そんなTechnicsが2010年に一旦その歴史に幕を下ろし,その後復活した…という流れは,恥ずかしながら知りませんでした。
この4月,その新生Technicsが「EAH-AZ70W」というイヤホンを発売します。
完全ワイヤレス。
ノイズキャンセリング搭載。
現在のトレンドをしっかりと押さえての新製品…ということで,恐らくは世界のパナソニックの威信をかけたモデルとなるはず。
早くも出ているレビューを見て…思わずポチってしまいました。
決め手はノイズキャンセリング。
心配なのはその音質傾向。
さて,どうなることでしょう?
AirPodsProを凌駕するノイキャン性能!
先日,Bang&Olufsenの「BeoPlay E8 3rd Gen」の記事を書きました。
美音系の優れたイヤホンだということで非常に気になっているわけですが,まず購入することはないと思います。
その原因は「ノイキャン」が付いていないこと。
2020年はノイキャンが中心になる年だと思っていますし,ノイキャンなしであれば「MOMENTUM True Wireless」でいいかな…というところ。
昨年,ノイキャン付きでありながら絶品の音質を提供してくれるゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless3」を体感してしまって以後,耳に負担をかけずに周囲の雑音を消し去ってくれるノイズキャンセリングのありがたさをひしひしと感じております。
しかし,現行の機種でいえば,
「ノイキャン搭載=音質劣化」
という傾向が非常に強いのも事実です。ノイキャンを効かせるが故,解像感がなくなってしまう…という機種のなんと多いことか…。
だからこそ,「MOMENTUM Wireless3」の音質に感動したわけです。
そしてこの度の「EAH-AZ70W」。
前掲のレビュー記事によると,そのノイキャンの効きは「AirPodsProを凌駕する」ものだということ。
AirPodsProのノイキャンは,ノイキャンヘッドホンには劣りますが,そこそこ強力なものです。少なくともそれと同等ということは,日常遣いで何の不自由もないということになるでしょう。
これまでのノイキャンの上での唯一のライバルは,SONYの「WF-1000XM3」でした。今回,この2強に「EAH-AZ70W」が戦いを挑むという構図は,今後のノイキャンイヤホン発展の上で非常に好ましいことだと考えます。
これで,ますます今年の高価格帯完全ワイヤレスイヤホンの「ノイキャン化」が進むことになるでしょう。
となると…。
そう,後は音質です。
肝心の「EAH-AZ70W」の音質については次回の記事に…。
☆追記☆