何度考えても「2,980円」は魅力的!
いや〜,何度考えても,先日発表された楽天モバイルの「2,980円で無制限」という料金設定は魅力的です。
もちろん,iPhoneが使えない,楽天独自回線エリア以外はauローミングで上限2GB等の大きな制限は付きますし,果たして4月8日以降の通信品質が保証されるかどうかも分かりません。
しかし,それを踏まえても,回線品質や通信エリアは日々改善されるでしょうし,何しろ「先着300万人は1年間の料金が無料」というキャンペーンの威力は相当です。
つまりは,
「1年間は楽天の回線は保留しておける…」
ということ。使えなかったら少なくても1年間は寝かせておけばいいのです。こんな贅沢なモラトリアム期間ってありますか?
これでiPhoneが使えたのなら,秋田のど田舎に住んでいる私も,とりあえず回線の契約をしておこう…と真剣に考えたかも知れません。
起爆剤としての「2,980円」
前回の記事にも書きましたが,今回の楽天モバイルの料金設定は,ひょっとすると今後の「料金破壊」に向けた導火線に火をつけることになるかも知れません。
これまで総務省が「日本の通信料金を下げる」という数々の施策を打ち出してきましたが,それらの数多の「勘違い政策」よりも,大きな「可能性」を感じされるほどの料金設定のように感じるのは,私だけではないのでは?
先の記事で,
「他の3大キャリアが,4,980円にまで大容量プランの価格設定を下げてくれたら素晴らしい」
と書きました。
しかし…。
先日発表されたSoftBankのプランは,これまでの大容量プランの料金を下げることなく,それに「+1000円」するというもの…。
つまりは,3大キャリアでは,大容量プラン,無制限プランが「6,980円」ほどの料金設定を変更せずに今後の料金体系が組み立てられそうだということです。これまでで楽天モバイルの「2倍」の料金だったのに,さらに「+1000円」…。
そこで,「基本料金」ともいえる「6,980円」をベースに,個人的な提案を行いたいと思います。
「6,980円」。
ここから,「家族割りで最大1,000円」「インターネット回線と同時契約で最大1,000円」の割引になることも,ほぼ横並びですね。
つまり,フルに割引を活用すると,この段階で「4,980円」という価格が出てきます(最初の〇〇ヶ月は1,000円引き等の時限的な割引は除く)。
そう,これでも楽天モバイルとは「2,000円」の価格差があるわけです。
前回の記事で「3大キャリアが4,980円になれば…」としたのは,この「4,980円」を基本線として,ここから更に先の「最大合計2,000円」の割引を行えないか…ということです。
つまりは,最大限の割引を活用すると,正に楽天モバイルの料金になる,その基準となるのが「4,980円」なのではないかと…。
ここに,「5G料金」として「+1000円」…ということであれば,まあ納得できるかと…。
実際に考えると,インターネット回線をもち,家族3人以上が同一キャリアのスマホを利用する…という条件は,そんなに簡単なことではありません。若い1人住まいの方は,この料金を実現するのは難しいのです。
だとすれば,既存の3大キャリアの「取り分」は,その分だけ楽天よりは大きくなるわけで…。やってやれないことはないと考えます!
もうCMの乱発は結構です!
加えて言いたいのが,
「乱発するCMの料金を,そっくりそのまま利用者に還元して欲しい」
ということです。
年間一体どれだけの金を垂れ流しているのでしょう。
現在のCM合戦は,かなり以前の「アデランス」と「アートネーチャー」のそれと酷似しています。ライバルに勝つために広告費を使い…という戦略が,いつまでも続かないことは,現在の両者の宣伝の仕方ををみるとよく分かります。
CMなんて流さなくても,どうせスマホユーザーはどこかのキャリアのお世話になることが殆どなわけですので,是非とも「がんばるポイント」をサービス品質や料金設定に方向転換してもらえないでしょうか?
「4,980円」で容量無制限。5G料金で「+1000円」。
やれるんじゃないでしょうか?
というか,やらなくてはならないのでは?