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「AirPods Pro lite」は「AirPods3」なのか?〜本当だったら失望… オープンイヤー型は残して欲しい!〜

えっ… 「AirPods Pro lite」は「AirPods3」?

 「AirPods Pro」の廉価版が発売される…。

 そんな情報が飛び交うようになってしばらく経ちました。 
 これまでの情報としては,

・AirPods Proからノイズキャンセリング機能を省いたモデル
・価格はワイヤレスChargingCase付きAirPodsと同等

というものでした。

 これに関しては,「ノイキャンなし」「価格がノーマルAirPodsと近すぎる」などという問題点を挙げ,「本当にliteは必要か?」という記事を書きました。

 しかし…。
 この度,仰天の情報が飛び込んできました。なんと,「AirPods Pro lite」は「AirPods3」だというのです。
 つまり,現行の「ノーマルAirPods」の代替え品として登場するということ。

 これ,事件です!

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イヤホンとして,代替え品にはなり得ない!

 記事によると,

第3世代AirPodsは4月上旬から中旬にかけての生産開始が予定されており,順調に生産が進めば2020年第2四半期(4月〜6月)中に発売される可能性が高いと,台湾の情報筋から入手した話としてTom’s Guideが報じた

とのこと…。

 その上で,

AirPods Pro liteと呼ばれてきた製品が第3世代AirPodsではないかとみられる

と結論づけています。

 記事中には,「名称」「コスト面」「遮音面」等の理由についても書かれています。
 しかし,私はどうしても納得できません。その理由は,
「AirPods ProとノーマルAirPodsは,全く性質の異なるイヤホンであり,その2機種が統合されるということはありえない」
と考えるからです。

 大きな理由は以下の2点。

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①カナル型とオープンイヤー型

 そもそも,AirPodsProは耳穴に差し込むカナル型。これに対して従来のAirPodsはオープンイヤー型です。
 イヤピースを耳穴に差し込むことで遮音性を得るカナル型と,イヤピースを採用せずに耳穴に引っかけるように装着するオープンイヤー型とでは,イヤホンとしての考え方が異なるわけです。

 音質以前の問題として,音を外に漏らしづらいカナル型,どうしても外に音が漏れてしまうオープンイヤー型。しかし,装着感はオープンイヤー型の方が軽く,装着の手間を必要としないのは当然のこと。

 つまり,この2種類は,生活の中で想定している使用環境が異なると言えましょう。
 私は,AirPodsProがカナル型になったのは,「ノイキャン」を載せるためだと考えていました。外部の音を拾い,それとは反対の波動で音を効果的に打ち消すためには,オープンイヤー型では厳しいことは容易に想像できますので。

 ですから,前掲の記事では,「ノイキャンなしのAirPodsProは必要ないのでは…?」と主張しました。
 これまで頑なに「オープンイヤー型」にこだわってきたAppleの標準イヤホンの仕様を変更する大義名分は何でしょう?
 単純に,同一の筐体を作ってコストを抑えるため…という理由では,私は納得できません。

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②音質

 そして,何よりも懸念しているのが音質です。
 本ブログでは,これまでもAirPodsProとノーマルAirPodsの音質を比較してきました。

 AirPodsはもオープンイヤー型らしい軽い音で,解像感は高くはないものの,音の広がりもあって非常に聴きやすい音に仕上がっています。遮音性は低いものの,さほど音質にこだわらず,音楽に長時間浸りたい…というときには,非常に優れたイヤホンです。
 また,その自然な音質から,動画視聴時のイヤホンとしてはベストだと考えて利用しています。

 反対にAirPodsProは,ノイキャン仕様にするためか,音質傾向が全く変わってしまいました。音の広がり,解像感は全く感じられず,中央部分に団子になって固まっている印象。AirPodsの透き通ったような爽やかさは微塵も感じられなくなりました。
 そのこもった音質故,私はこのイヤホンで音楽を楽しもうとは全く思えません。完全に「ノイキャン目的」の特化型イヤホンとして利用しています。

 というわけで,「音質」の面から言っても,単純に従来のAirPodsを廃盤にして,Pro筐体のモデルに統一する…ということは,私には暴挙のように思えます。そもそもが全く違うコンセプトのモデルなのですから。
 また,Apple自身が,これまでの自分たちの「音」に対する考え方を放り投げてしまうことと同意だと感じます。

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やはり「lite」はいらない… 出るのだったら別系統で!

 個人的には,ノイキャンなしの「Pro筐体モデル」は必要ないと考えます。

 しかし,計画は随分と進んでいるようで,このモデルが登場することは既定路線のようです。

 だとすれば…。
 「AirPods Pro系」と「ノーマルAirPods系」の二系統をこれからも存続していくしかないでしょう。iPhoneやiPadのように。

 まあ,「lite」登場時に,ノーマルAirPodsが一気にディスコンということは考えられないでしょう。しかし,もし「置き換え」の傾向が見られ,将来的にオープンイヤー型がなくなっていくようであれば,ノーマルAirPodsを何台か買っておこうかな…。あるいは,他社のオープンイヤーモデルを別途購入するとか…。

 私にとって,ノーマルAirPodsはそれくらい重要なイヤホンとなっています。日常使いの逸品として。
 Appleには,是非とも機種選択の間違いを犯して欲しくはありません。
 絶対にオープンイヤー型は必要です!

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