「ARMベースMac」の具体的なタイムスケジュールが登場!
これまでも,度々話題に登っていた,「ARMベースプロセッサ内蔵Mac」。
現状のMacは,CPUにIntelプロセッサを内蔵した「Intel Mac」とも言われています。性能面や,その他の機器との融合という面で妥協しなくてはならなかったのでしょうが,iPhoneの成長とともに「Aチップ」も成長を続け,性能面でPCをも凌ぐ程になりました。
「このAチップで動作するMacがつくれたら…」
という野望が,ついに実現するときが近づいてきたようです。
「ARMベースプロセッサ内蔵Mac」が,2020年第4四半期〜2021年第1四半期の間に誕生する?
まずはMacBook系から?
これまたいつものミンチー・クオ氏のレポートによる情報のようですね。
記事によると,
Appleは2020年第4四半期(10〜12月)もしくは2021年第1四半期(1〜3月)に独自のカスタムプロセッサを搭載した新型「MacBook」を発売すると予測している
とのこと。
いよいよ来るんですね。
1年の間には…という時期的なところが分かったところで,問題はモデル展開です。
Macに搭載されるチップが,現実的にどの程度のパフォーマンスを出せるか…ということで,モデル展開が随分と変わってくるでしょうが,普通で考えれば,「MacBook Air」のような普及機帯から搭載をはじめ,様子を見ることになるのでは?
恐らく将来的には,デスクトップ型を含めた「全てのMac」への搭載を狙っているとは思いますが,いきなり「超高性能」は難しいでしょう。
調整が進んだとしても,MacBookAir,MacBookPro,iMac,MacMini止まりか?
省電力,低価格化等にも期待!
以前の記事にも書きましたが,MacがARMベースとなることで,恐らくはCPUチップ価格が下がります。
しかも,スマホの技術を応用しているからには,「省電力化」も大きく前進することでしょう。なんせ,次期iPhoneに搭載されるA14Bionicは「5nmプロセスルール」と,現行の「7nmベース」よりも更に高精細化され,バッテリー効率が上がることが予想されているからです。
その他にも,Intelのタイムスケジュールに影響されないモデルチェンジが行えるなど,これまで以上にAppleの独自性が生かせる展開が待っていることでしょう。
単純に「Macの性能」だけではないメリットを抱えることになる「ARMベース化」。
Macの大変革期が,すぐそこまで迫っているのかも知れません。