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「10万円Mac」の意義は大きい!〜新型「MacBook Air」から見えるApple価格戦略の岐路〜

求め続けてきた「10万円Mac」!

 2018年に,MacBook Airがリニューアルされる際,
「10万円を切るMacの誕生か?」
と話題になりました。 

 しかし,登場したのは,ベーシックグレードで税抜「134,800円」というモデル。思わず「高すぎる!」と突っ込んでしまったのを覚えています。
 しかも,当時存在した「MacBook」「MacBookPro13/TouchBar無しモデル」との価格差が殆どないことで,価格と性能差との明らかな「渋滞」を起こしていた時期でもありました。

 その1年後に「価格改定」がありましたが,どうやらSSDのスピードが遅くなるという「劣化版アップデート」だったということも判明し,廉価版のMacBookは混迷の時期が続いていたような気もします。

 しかし,先日発表されたMacBook Air(2020)は,

・2Coreのベーシックグレードはストレージが倍増して価格が「104,800円〜」
・4Coreの上位機種が,「114,800円〜」

と,夢の「10万円Mac」に近づきました。
 学生割引で考えると,下位グレードは10万円を切ります(税抜)!
 これだったら,新入生,新社会人でも,
「最初に手にするPCをMacにしよう!」
と,考えられる現実的な価格だと言えましょう。

 この意義は非常に大きいと考えます。

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「価格設定」に大きな変化が見える!

 Appleと言えば,その価格戦略においても独自路線を貫く姿勢がありました。
「高品質であることは分かるが,少々値が張りすぎる…」
という点が,どうしても敷居を高くしていたわけです。

 しかし,2018年に発表された「iPhoneXS」の大失敗により,少々風向きが変わり始めたようで,2019年においては,MacのSSD価格を大幅に下げたり,iPhone11シリーズの価格を抑えめに設定したりと,これまでに見られないくらいの積極的な価格抑制の姿勢が見られるようになってきました。

 そして実際,iPhone11シリーズの売上げは好調です。前機種からそれほど大きな進化がなかったのに関わらず,これ程までに売上を伸ばしているのは,誰しもが予想していなかったことなのではないでしょうか?
 恐らくは,「3眼カメラ」以上に,「価格低下」のインパクトが強かったと,私は予想しています。

 明けて2020年。
 初の大きなリニューアルとなっている春の新製品では,「価格低下」や「お買い得感」が目立ちます。

 「MacBook Air」においては,
・4CoreCPU(Ice Lake)による性能大幅向上
・ストレージの増量
・価格下げ
と,これまでの機種よりも相当の「お買い得感」を提案しています。

 また,「iPad Pro」においても,「ストレージ増量で価格下げ」という流れを作りました。こちらの「A12ZBionic」の性能向上については若干不安材料ではあります。なぜ素直に「A13XBionic」にしなかったのか…という部分で嫌な予感もしますが…。

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 いずれにせよ,これ程までの「コスパ重視傾向」を考えると,恐らく今後の新製品においても,「お得感」をアピールしてくることは明らかでしょう。

 Appleの価格戦略において,何らかの大きな変革があったと私は考えます。

 

iMac,MacBookPro14インチにも期待!

 これは,今後登場が予定されているiMacやMacBookPro14インチにも期待できますね。

 特にiMacにおいては,大容量SSDの価格を数万円単位で下げていただきたい!
 それだけで,買いやすさが随分と変わりますので…。

 そして…。
 iMac,3月中に出してくれれば最高なんですけど!

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