「23インチiMac」という予想外の情報が示すものとは…
Intelの新型CPU「Comet Lake-S」の登場がこの4月末に迫っているようです。
この第10世代CPUは,先に新型MacBook Airに搭載された「Ice Lake」,今後MacBook Proに搭載されるであろう「Comet Lake-H」の発表を経て,iMac等のデスクトップ用PCへの搭載が見込まれるハイパフォーマンスCPUです。
「Comet Lake-S」が4月末発売ということは,当然「iMacへの搭載はいつ?」ということが非常に気になります。
昨年のことを考えると,「MacBook Pro15インチ(2019)」が新型CPU登場直後にマイナーチェンジされたという実績がありますので,Appleがその気になったら,すぐさまにでもアップデートすること自体は可能なのだと思います。
しかし,そうなるとさすがに,長年使い回された筐体はそのままの,「CPUを含めた内部構成のみの改訂」となるはず。思いっきりのマイナーアップデートは確定的です。
一方で,「2020年後半〜2021年」にかけての「フルモデルチェンジ」の噂もあるわけで…。
Appleでは今はやりの「ディスプレイのサイズアップ」が伴うモデルチェンジが噂されているわけですが,この度,その「ディスプレイのサイズアップ」を伴ったiMacの情報が出回っています。
これは…。
iMacフルモデルチェンジの予兆?
「23インチ」は「21.5インチ」の後継機か?
記事によると,台湾の工商時報が,
23インチの廉価版の「iMac」が投入されるとのことで,第3四半期末(9月)に量産が開始される予定
と報じたとのことです。
この記事で最も気になるのが,
「この23インチモデルは,新設されるのか,それともこれまでの21.5インチの置き換えとなるのか?」
ということです。
「23.5インチ」というサイズは,恐らく,従来の「21.5インチ」の極厚ベゼルを薄くすることで可能になるサイズだと思いますので,私は「置き換え」前提の話なのではないかと予想します。
そう,つまりはフルモデルチェンジです!
現在の「売れ筋」とは言えないであろう「iMac」という機種に,敢えてモデルを増やすということはまず無いでしょう。
加えて,MacBookPro15インチを「16インチ」に拡大したように,Apple全体がベゼルレスに向けて動いている最中であることも考慮するに,やるのだったらここで一気に「新筐体」を搭載したフルモデルチェンジを目指すことになるでしょう。
前掲の記事にあるコンセプトデザインでは,「21.5インチ→24.2インチ」「27インチ→29.4インチ」というインチアップを予想していました。
今回の予想では,前回のものよりもインチアップが控えめですが,考えてみると「21.5インチ→24.2インチ」という拡大率は少々行き過ぎている感じもします。「23インチ」は,結構現実的な数字なのかもしれません。
また,もし本当に「23インチ」が21.5インチの置き換えとして登場するのであれば,当然「27インチの置き換え」も登場するはず。まさか「片手落ち」ということはないでしょう。
気になるのは「MacBook Pro13インチ」の動向
そんな中で気になるのは,「MacBook Pro13インチ」の動向です。
当初は「14インチ」へのサイズアップを行うという情報が強かったのですが,先日,最近ものすごい勢いで正確な新製品情報を提供してるプロッサー氏が「6月にMacBook Pro13インチ登場」というリークを行いました。
この後に及んで「サイズ据え置き」という戦略はあるのか?
iMacではどのように考える?
というわけで,とりあえずは,
〇「Comet Lake-S」登場後のiMac改訂はあるのか?
〇MacBook Pro13インチの登場はあるのか?
ということに注目です。
5〜6月期でのiMac改訂がなければ,いよいよ今年後半での「フルモデルチェンジ」が有力になってくるかもしれません