いよいよ価格の情報も飛び出した!
3月に廉価版,9月に従来のフラッグシップ版という,「年2回の新型発表体制」の皮切りの年である2020年は,コロナウイルスの影響でなかなかに困難なスタートを切りました。
しかし,AppleはiPhoneSEの発売の遅れを,当初噂されていた時期よりも「2週間ほど」までに押さえ込み,意地を見せたところです。
次は9月の「iPhone12シリーズ」…と,本来であれば一気にテンションが上がるはずなのですが,出てくる話題が「開発・発売の遅れ」に関連するケースが多く,先が見通せない状況が続いているようです。
そんな中ではありますが,徐々にiPhone12系の話題に具体性が増してきています。
すでに昨年から,次期iPhoneのラインナップに関しては情報がダダ漏れの状態でした。「5.4インチ」「6.1インチ」の無印,「6.1インチ」「6.7インチ」のPro・Pro Maxという構成に関しては,一貫してブレがない状況ですので,相当早い段階から確定していたものと予想します。
そして…。
ついに価格に関する具体的な数字が出てきました。
「5.4インチ」のiPhone12は,「600〜700ドル」で登場する?
問題は「5G分」のコストアップ
この記事では,ディスプレイ事情に詳しいアナリストの推測として,iPhone12シリーズの価格について,以下のように言及しています。
・iPhone12(6.1インチ)→ 750ドル程度(約80,600円)
・iPhone12Pro(6.1インチ)999ドル〜(約107,400円〜)
・iPhone12Pro Max(6.7インチ)→ 1,099ドル〜(約118,100円〜)
2020年モデルは,iPhone史上で初めて,全モデルにOLEDを搭載するようですので,無印モデルの価格アップが気になるところです。
また,それ以上に気になるのが,「5G」対応分の値上がりです。
記事中でも,これらの価格は,「5G対応分のコストが加算されていない」ということに触れられています。
SamsungのGalaxyも,5G対応になったことで,100〜200ドルの価格上昇に繋がっていますので,iPhoneも価格が上がることになるのでしょうか?
この件に関しては,「価格上昇」とする考え方と,「価格上昇を抑えるために,これまで外部に委託していた施策プロセスを内製化する」 という考え方がある…ということを以前にご紹介しました。
iPhone11が好調なのは,なんといっても「無印iPhone11の価格が下がり,買いやすくなった」という部分が大きいと考えます。
上記の価格程度で登場するのであれば,それなりに売れるとは思いますが,これが「100ドルアップ」となると,iPhoneXSシリーズの二の舞になりそうな予感がします。ただでさえ日本では5G化が滞っており,「来年まで待ち…」と考えるユーザーが多そうですので…。
iPhone11Proもちの私は,今年は恐らく買い換えはしないでしょうが,「5.4インチ」モデルに興味があります。
心の中では,
「MaxがPencil対応するのであればMax,対応しないのであればコンパクトで安価な5.4インチ」
というところ…。
下位機種もOLEDになりますし,もはやカメラ性能も下位機種で十分。
恐らく5.4インチモデルは,
「iPhoneSEの筐体でベゼルレス」
という,これまで求めてきた絶妙なサイズ感になりそうですので,コンパクトで高性能というiPhone本来の姿に最も近いモデルになるのでは…と期待しているところです。