次のMacBook Proは「全面改定」になる?
5月に入って発表された「MacBook Pro13インチ」。
この機種は,もともと「14インチか?」と噂されていたものが「13インチ」のまま…ということで,少々意外なマイナーチェンジとなりました。
昨年末に「15インチ」が「16インチ」になってベゼルも薄くなったこともあり,当然デザイン統一という点からも「薄型ベゼルの14インチ」が妥当だったと,今でも思うわけです。
敢えてしなかったのか,するだけの余裕がなかったのか…。私は後者かなと思います。デザイン変更までの余裕はないが,最大の懸念点であった「キーボードをシザー式に置き換える」ということだけは行う必要があったため,あんなに中途半端なマイナーチェンジを行ったとしか思えません。
今後のMacBook Proに関しては,以前から今秋のモデルチェンジが噂されてきました。
今度は「ディスプレイのMiniLED化」と「13インチモデルの14インチ化」が注目ポイントでした…。
そんな中…。
MacBook Proのモデルチェンジに「Face ID」という新たな論点も加わって,先の読めない展開になりつつあるようです。
「14インチモデル」の登場時期とその位置づけが鍵
まずもって,「今秋にも登場」と噂されていた14インチモデルですが,MiniLEDの開発・生産の関係から,「登場が2021年にずれ込む」という情報が先日出ていました。
プロッサー氏の情報が元ですので,「遅れ」が出ているのは間違いがなさそうです。
気になるのは,この「14インチモデル登場」=「フルモデルチェンジ」となるのか…という点。
「フルモデルチェンジ」というからには,ベゼルレス化によるデザインの統一,MiniLED化に加え,当然「Face ID」認証も加えて,デザインも一新されることになるでしょう。
この時期が,「2021年春」までに間に合うのか?
それとも,MiniLED搭載というモデルチェンジをこの時期に行い,2021年秋にかけてFace IDを搭載したモデルを投入することで,「2段階式のフルモデルチェンジ」とでも言うべき変容を遂げることになるのか?
「14インチモデル」を投入する時期が,そのまま「フルモデルチェンジ」に繋がるのか?…という点が気になります。
というのも,MacBook系に関しては,「ARMMac」という大命題もあるわけです。
恐らく2021年においては,「MacBook Air」や,もしかすると復活するかもしれない「MacBook」に搭載することになるであろうAチップですが,いずれは「Pro」に搭載する計画であろうことは予想に難くありません。
そんな中で,ディスプレイサイズ,Face ID,MiniLEDといった課題は早めに解決しておきたいというのがAppleの本音なのではないでしょうか?
果たしてどのようなロードマップを描いているのか…。
今年度のWWDCで「Face ID」「ARM」に関する情報がもたらされる…という記事もありますが,もし本当なのであれば,以外と展開が早くなることも予想されますね。